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Solitude HOTEL(最終公演) 感想
(7Fの終わりを思い出す)
終わりがあるからこそ美しいとはよく言ったもので、もうないからこそ、記憶の中でより輝きを増すのを実感している
自分はレインコートと首の無い鳥 | Maison book girlから入ったクチで、Solitude HOTEL 4Fをみてなんじゃこれ!?となってSolitude HOTEL 5Fに行った
当時 Tumblr でフォローしてた人の中にたぶんブクガが好きな人がいたみたいで、dsbd にちょくちょく流れてたので存在は認識していたところをやられた感じ
足掛け3年くらい共に生きてきたわけで、喪失感がすごい
Negiccoでんぱ組.inc(の古川未鈴)のように息の長そうな雰囲気でてきたグループもあるけど、まーブクガはそういうんじゃないよねってのは....
全てが終わった今ならどうとでも言えるけれど、Solitude HOTEL 7Fの時点でこれもう終わるんじゃない?という萌芽はあって、その気持を引きずったままSolitude HOTEL ∞Fに臨んだので、最後の悲しみの子供たち | Maison book girlのキメでパーン!と終わってもおかしくなかったわけで、そこへベスト盤が出るっていうんだからそれはもう事実上のおわりだよね、みたいな...
今日の4Fセルフオマージュの一環で挟まってたMCで、このライブはもっと早くやるはずだった、というような旨を話していたのでやはり当初のスケジュールでは去年の4月くらいにベスト盤が出て5月にバン!と終わる手筈だったんだろう
この辺は夏に出る盤でわかるのかなあ
そう考えると∞Fはマジでギリギリのタイミングだったなあ、到達点だったとおもう
それから世界がこうなってしまって、Solitude BOX Online からはじまる一連の配信ライブで、換骨奪胎しつつ配信でしかできない度肝を抜くような演出が毎度毎度あって、6irthdayでは最後エレベーターに乗り込んで登っていく終わりだったので、一度これまでの Maison book girl を清算して新しく作っていくのかな〜と希望めいたものも感じていた
とはいえ、その予定があるならこんだけ配信強度の強いグループだから eludeSOUP, umbla くらいのサイズの EP が配信限定とかで出ててもおかしくなかったとおもうけど、それすら出てこなかったというのもまた
あとは一時期はもっとデケェステージでやりてぇんだというような趣旨のことを各々話していたとおもうが、海と宇宙あたりでぱったりなくなったような気がする
Maison book girl NOW OFF AIR! もこうならなかったら存在しなかった番組だったんだろうか
そして発表された Solitude HOTEL 9F は4Fや∞Fのような仕掛けはなく、淡々と遡っていったのは今から考えるとお礼参りというかケジメをつけた、みたいな感じだったんだろうか
んでまあ、7Fまでの流れではライブ後に新譜のアナウンスがあるところが謎のライブの告知だったのも、頭ではわかっていたけれど心がついていかないというか、なんなら今日も bath room | Maison book girl で違う詩(あんまり聞き取れなかったのではやく盤がほしい)をのっけてきた時に、こーれはまだ終わらないでしょう!ここからブクガの新章ってわけよ!404つーのは改名とかそういうやつなんじゃないの〜?と自分を騙そうとしてたけどまあ...
公式サイト、公式ツイッター全消滅なかなかつらいが、Line Blog も全消滅していて痛い
儚い
冒頭、4Fの映像流れて4F衣装で4Fのセトリをやっていく
∞Fでもスクリーンの後ろでパフォーマンスってのがあったけど、なかなかに長いのと、あとステージに奈落がありそうだったのでまさか…!?とよぎるも、さすがにMCごとってことはないかーと気を抜いてしまった
海辺はアンフィシアターの形状とぴったりでよかったなあ
townscapeは4F衣装のダンサー出てきてビビった
あと、闇色はMVのホラー部分と抜群の相性ですげー怖かった
non Fiction もなかなかなんて形容すればいいのかわからないけど、走馬灯みたいな感じというか...があったが、書き下ろし?だよね?ポエトリーもターンテーブルがうまく機能しててとてもよかった
最初期のポエトリーらしい
そして後半はなんといってもがクラップだけのほぼアカペラで披露されたのは心からぐっときた
海辺の出足らへんだったかな?長い夜だったかな?で和田さんまた格段に歌上手くなってない?とおもってたので、矢川さんとのツインボーカルはまさに夢のようで...
Solitude Hotel 6F yume は特に刻まれている回のひとつだけど、それは yume ってアルバムが好きなせいかもしれないし、Maison book girl という存在が夢とも現ともしれない Fiction と non Fiction の狭間の存在=夢?とマッチしていたからかもしれない
あとは4人のハーモニーが本当に...ここまで辿り着いたんだな...と....
そして....
Fiction がはじまって、この3年の中で「ああ、終わるんだな」というのを一番感じた
ベスト盤がでて、初めて Fiction 聴いたとき、9Fの最初に Fiction を聴いたとき、これまでのいろんな感情がここで一点集中して、もうね...
からの non Fiction
繰り返しあらためて聴くと、ここで終わることは平気だと、そんなふりをしていたのだととることもできるのではないかと
あと最後重なってる部分の聞き取りがやっぱり難しい
本を燃やして
僕をさがして
な気がするんだけどな〜あまり自信なし
最後は∞Fではラス手前、9Fではラスと圧倒的な存在感のある bath room が満を持して披露されるが、詩が違うし、サビは元のが重なってきたりするし、ある意味 river よりも難しかったんじゃないか、という
そして、オーラスは last scene がザン!と切れて客演がバッ!とつくのはもう形式美みたいなところまであるかもしれんが、不思議な余韻だった
それはまるで、夢を見ていて突然覚醒した時のような
かつての4Fでは last scene があった後、また過去の4Fがはじまり、現在に引き戻されるというオチだったが、今回は繰り返される4Fに囚われていた現在の4人が救うという筋書きにも見えるし、4Fに戻っていって私たちの記憶の中で終わらない4Fと404が繰り返されているのかもしれない
会場では、客演ついたら周囲の人がブルスクみたいな画面をみてたので、さては公式サイトやっとるな〜?しれっと新譜のアナウンスとか出ちゃったり〜?なんておもいながら開いて、fc2ブログの方の記事を読んだら Solitude HOTEL(最終公演)と表記されていて、そうか....と....
これで永遠になったのだ、と嬉しくおもう反面、3年もこんなに好きで居続けられたグループの次がもう見られることはないという喪失感も確かにありつつ
すっかり non Fiction なアイドルグループが増えた中で、Fiction をやりきってくれたことに心から尊敬の念が湧いてくる
Maison book girl という唯一無二な世界を形作ってくださった皆さんに感謝を