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Go!プリンセスプリキュア 38話 感想 (ネタバレあり)
Go!プリンセスプリキュア 38話 感想 (ネタバレあり)
冒頭に戦闘シーンあるってことはコレ負け回か....と
復活したクローズの頭脳プレイ(相手幹部たちには常にこうあってほしい)によって分断されてしまったプリンセスプリキュア一行
クローズとタイマンするはるはると夢の解釈一致!!ベタベタするだけが友情じゃあないねん!!(デパプリの方をみながら)
...とおもっていたら、記憶喪失のカナタが駆け寄ってきて「こんなボロボロになって....プリンセスってのはそうまでして目指すものなのか?」などと
ウクライナで戦争がはじまってからしばらくは、早期講和派と徹底抗戦派がいた気がしたけど、早期講和派はすっかりナリを潜めてしまったように感じる
こんなところで引き合いに出すのは当事者の皆さんに本当にすまないが、やっぱり早期講和派の「そこまでして自由や民主主義は護持すべきなのか?」という提起につながってくるようにおもう
バルト三国フィンランドや東欧諸国はソ連時代という苦い経験があるので、まずそこの土台から温度感が違うって話はあるんだろうけど
我々はうまーく米帝統治されているだけなんだよなーみたいな.....
お題目として徹底抗戦を唱えるのは気持ちいいだろうけど、具体的にn人死にますnコの街が灰燼に帰します、ってみせられて、それでも徹底抗戦を唱えられるのか?
自分にはできない、妥協点を見出そうよっておもっちゃう
これはプリキュアシリーズがずっと抱えている問いなのではないかとおもう
主人公一行はなぜそうまでして利他の精神で戦えるのか...?
戦闘シーンや、踏ん張りシーンってアニメだから多少デフォルメされているんだろうが、実際に肉体性を考えながらみるとかなりキツいシーンだとおもう
そこの虚を突いてきたのがまどマギのマミさんなのかも
本当に死ぬんだという恐怖
本作ではホープキングダムを救うというミッションのため、なぜか地球で代理戦争をしているという展開なんだろうとおもうが、縁もゆかりもないホープキングダムのためにどうして身を窶さないといけないのか?天ノ川さんはモデルの仕事の合間にプリキュア業をやってるけど、マジでモデル業がままならないぐらいプリキュア業が圧してきたらどういう選択をするんだろう?みたいな
亡国の王族として、プリキュアを利用していた立場から、記憶を失って何もかもなくなった立場だと目の前で繰り広げられている戦闘に対して、感じ方も変わってくるだろう
でも「もういい....いいんだ....君が傷つく必要はないんだ.....」って例えばフェミニズムの活動家なんかに掛けられる言葉だったりするんだろうか?
ただこれの逆は「皇国のために命を捧げなさい」な気もすることを考えると寒気もする
前作ハピネスチャージプリキュア!でいえばブルースカイ王国のためにめぐみは戦っていたわけだけど、どうしてそこまで肩入れできるのか....?聖人君子だから...?
究極的にはベトナムで焼身自殺した坊さんや、三島由紀夫みたいに命を張って何かをするってのを肯定することになりやしまいか?
純粋に、記憶喪失になったら何したいんだろう...?とふと考えてしまった
今やりたいこと全ては記憶(だとおもっているナニカ)から立ち上がってくるものじゃないかとおもう
もしかしたら水泳とかを身体がおぼえてて「泳ぐのたのしいな〜」とかなったりするのかな
というか、記憶喪失の奴に「夢何?」って夢警察してくるのデリカシーなさすぎでは