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F1 2022 日本GP raw その3
F1 2022 日本GP raw その3
年初から3クオーターぐらいなんだかんだ楽しんできたF1だったけど、あらゆる面でうんざりしたGPになった
鈴鹿での開催が決まった段から、諸先輩方からはレースは家でみた方が楽しめるよ、とアドバイスをいただいていたけど、まさかこんなにハッキリとそうだなって納得して帰路につくとはおもってもみなかった
まずレースに関して、オールレッドからブラックアウトからほんの少しだけ、感情的な盛り上がりはあったけど、不可避だったとはいえサインツのクラッシュでえーってなり、その後赤旗からしばらく中断というジャッジは現地にいる観客からしてみたらちょっと信じられない気分がずっと続いた
今年ではモナコで出走自体がディレイするということがあったが、まさか自分もそういうのに巻き込まれるとはおもってもみなかった
ハミルトンじゃないけど、雨量が強いからって走らないのはじゃあそれはなんのためのフルウェットなんだよっていう
F1 22 や F1M ではフルウェットからインターに履き替えるタイミングで戦略差がでて勝負するということがあるけど、今日に関してはもうインターコンディションではじまって、早々にインターに替えていってしまったので戦略もへったくれもなく、単純にインターでのパフォーマンスで勝負が決してしまった感があった
これでフルウェットでのステイアウトを選んでいたアロンソやミックがもうちょい走れていればまだ面白かったのだろうが、なにひとつ面白くなかった
そんで、レースが再開したとおもったら結局今年もう何度もみたマックスのクルージングがはじまり、最終的にはルクレールはペレスをひたすら抑える戦いをしていたのだが、最後の最後でミスしてオーバーランしてしまい、ペナルティをくらって3位に後退し、そのことでマックスの今シーズンのドライバーチャンピオンが決定したということだったが、本人でさえ「え?決まったの?」て感じだったし、場内実況もDAZNでも「は?」って感じで非常に混乱した
既にフェラーリ側は文句を言っているそうだが、明らかに5秒ペナルティの裁定が出るのが早すぎて、スチュワードがレッドブルやホンダに忖度して早々に決定したようにしかみえず不快だった
もちろん遅かれ早かれチャンピオンは決定していたのだろうが、なにこの決まり方!っていう
ただの推測でしかないけど、ビノットやトトはこれを見越して喜ぶホーナーたちとの対比で自分たちが国際映像に抜かれるのを嫌厭してこなかったんじゃないかと勘繰ってしまう
アドバンテージを得たっていうけど、別にオーバーテイクしたわけじゃないしまあまあ議論の余地のある裁定じゃね?とおもうんだが…
とはいえフェラーリのこの感じは今年を総括するような結果で、納得感はある
片方が早々にリタイアしてしまい、もう片方のドライバーが独りがんばるみたいなやつを何度もみたし、予選にしても決勝にしても、もう一息足りないというのがサマーブレイク前からのトレンドではあって
これで会場の体験がよければ、まあまあってこともあったのかもしれないが、ほとんどドM選手権のようなシチュエーションを3日耐えて、それでこんなしょうもないレースしか得られなかったのだからただただ呆れる
くどくど不満は書いてきたけど、決勝ともなると金曜土曜にオペレーションが破綻していたところがより強力に破滅していた
また、場内アナウンスでパドック内ではごみ分別の状況が酷いけど外はイイみたいな話をさも美談かのように話していたが、基本的に何かを持ち上げる時に何かをサゲるのはだせえとおもっていて、自分もついやりがちだが気をつけているだけにかなりムッとしてしまった
そりゃあパドック内はいろいろなルーツの人たちがきてるわけで、ローカルのルールを知らねえということは往々にしてあるだろうし、それをあげつらうのは直球の差別だろう
少なくともF1は表面的にはダイバーシティやインクルージョンを掲げているわけで、それに普通に抵触していると感じた
普段の実況でも地中海気候の人はまったりしているというやつや、ドイツ人は勤勉みたいなステレオタイプな言説があってゲンナリすることが何度もあったのだが、ちょうどニュースでペレスが「メキシコ人だから〜」と何度も言われて不快だったと話している中での加害者のメンタリティと通底するものがあるのではないかと感じた
そもそも、昼時のゴミ箱近辺はクソみたいな治安だったし、スタンドやらなんやらでレース終わった後に飲みかけのいろいろやゴミは普通に散乱していたので別にマナーが良いとは全く感じなかった
そういういろいろを見聞きすると本気でそういった問題に取り組んでいるんですか?と疑問符をつけたくなってしまうし、Wシリーズの欺瞞性だったり、本当に2030にネットゼロになるんですか?と
結局F1自体がオールドボーイズクラブ的なマッチョイズムから抜け出せていないのではとまで考えてしまう
岸田がきたのもウンザリする現実を思い出させてくれて激さがったし、スピーチライターはマジでアホなんかやる気ないんか知らんが、スピーチはくそスベってた
自分がライターだったらもうちょいリサーチしてから書くわ
しかも自分が座ってた席のコースを挟んで反対側でスタートを見守っていたのだが、スタートするなり颯爽と立ち去り、ホンマに興味ないんやなと
興味ねーならくんなよ
今日はそのせいか入場時に身体検査と持ち物検査を受けたけど、ザルとしか言いようのないクオリティで、この程度ならやってもやらなくても変わらないだろうと感じた
バーコードスキンヘッドだったらなんなく長物を会場に持ち込んで岸田を狙撃できそう
表彰式が終わった後に、ホームストレートに入れるということで期待していたのだが、全くどこから進入できるのかわからず、ようやく列がわかった頃には「もう時間的に入れなそうです」とアナウンスされてて、中指立てて帰った(比喩表現)
メインゲートで see you next year 的な横断幕がかかってたけど、ただただ虚しかった
今までいくつか国際のカンファレンスだったりイベントだったりレイヴだったりみてきたけど、体験全体としては下の下だった
完全にキャパオーバーしている感があり、現場のオペレータたちは非常に努力していたとおもうが、グランドストラテジーがダメダメすぎるとおもった
まあ......100万ぐらいするチケット買ってからこいよってことなのかもしれん
チケットの値段に対してたけーなという意識があるからこそ、期待値が高めだったが、本来はもっと払わないとみれないものをこれぐらいの価格でみれているという状況だったのかもしれない
そういうことならいろいろな不満はまあ仕方のないことなのかも
唯一よかったのは水樹奈々さんの国歌で「ブロッサムがいる....!!」と本筋と全く関係なくグッときていた