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映画プリキュアオールスターズF 応援上映&舞台挨拶 感想 (ネタバレあり)
映画プリキュアオールスターズF 応援上映&舞台挨拶 感想 (ネタバレあり)
正直、イロイロ公開前からクサしていたんだけど、ヨユーで押し切られてしまって、なんかすいませんという気持ちになった
前半はキャラ映画だなーという印象だったが(顔面は滝)後半はプリキュアとは?というメタな問いを軸に20年分の名場面振り返りあって、どうしてもエンドゲームを連想してしまった
エンドゲームはガチで俺の20年…!という感じだったのでもう腰が抜けそうだったが、今回は前半まだ取り組んでないシリーズもあって、そこんとこは完全に入りきれなかったんだけど、20年ずーっとシリーズ追ってきた人はヤバかったろうなあ
前半はオタクたちにもやや余裕があり、応援上映定番の合いの手かけ声や、ツッコミかけ声もあったが、後半はミラクルライトを掲げるあたりまでは結構シンとしていた印象
自分も前半は「ワハハ、ワッハッハ」とまだヒトを保てていたが後半はもう完全にダムが決壊してしまい「へあっ…ふあっ……」とほぼ嗚咽じみた声しかでなかった
挙げていったらキリがないけど、キュアエールが応援してくれるシーンとか、映画オリキャラのプーカが歴代の変身妖精の力を受けて変身するシーンとか、食べ物プリキュアの合体技の頂上にみのりんセンパイがいたり、もう極まりすぎて
さて前半は特にここ3代のゆい/あまね、まなつ/ローラをフィーチャーしつつ、現行シリーズのソラ/ましろの道中を描きつつ、後半で明かされる創られた新世界の様子を教えてくれる感じになっている
初見(そんな奴いるのか?)にも優しく、キャラクターに変身前と変身後、登場シリーズをテロップで教えてくれる
大して複雑な話はなく、デカい城あるから行ってみよ!ぐらいのリニアなつくりで、時々ソラと他の面々の手が触れ合う時に「これは…?」となるぐらい
4チームに分かれて〜ってことだったので、各チームなんらかタスクがあって、それぞれこなしていったら向こうさんの目的が透けてくる的な....?のを想定してたけど、さすがに女児にそれは難しいか
ゆいと「あれ...?」ってなった時に「最終回で会ったよ〜!」って掛け声あってウケた
なぜか線路があって、無人(?)の貨車が走ってて、そいつに飛び乗ろう!って時にラビリン登場したり、トロッコあったぞ〜!なんつって乗ってるの2人で他は走ってて乗せてやれよ!!とか
ゆかりさん登場キメのシーンの会場の盛り上がりは忘れられねえ
「これはモメそ〜…」というお姉さん(一人だけ0歳児)チームはもっとモメてほしいぐらいだったが、ララとゆかりがチョイとモメるくらいで
今回あきらさんはラテと間違われるだけの登場かなとおもったら後半でちゃんとごほうびあってよかった
城に乗り込んだはいいものの、悪玉みたいなやつがハリボテだったことが判明して、実はプリムことキュアシュプリームが一度全てのプリキュアを討ち倒しており、その際にプリキュアの力に興味をもったプリムが各プリキュアの世界を抱合して作り直した上に悪党もつくって倒してみよ〜かな的な実験をしていましたよと
さらっと説明されたけど「えぇ?プリキュア負け回通り越して存在消滅させられてんの??」と面食らったが、舞台挨拶でも監督の方の田中さんがシュプリームが受け入れられるか案じていたとのことで、まあそうだよねーと
かつてプリキュアに同士討ちさせたら女児が泣いたトラウマがあったろうし...
シュプリームさん悪党の作りが甘すぎるというか、自分ことキュアシュプリームを OP に作りすぎてるから、つまらんゲームみたいになってるぞ!!
その上で、一度は自らの手で葬ったはずのプリキュアとは何なのか、と
まあ恐らく作り手たちが20周年映画を作るにあたって持っていた問いを直球にテーマとして据えてきたんだとおもう
映画をみた感じとしては、問いの答えは「想い」なのかなと
女の子が戦うという枠を超越しつつあるプリキュアを概念として語るのは難しくなってきてるんだろうが、原点に立ち返ってみると1人ではできないことでも2人なら、5人なら、というのがプリキュアのコアにあって、それを分解した時になぎさがほのかに対して、ほのかがなぎさに対して想いがあるからプリキュアなんだということかなあと
この後半パートは実際それこそエンドゲームのラストバトルばりに78人のプリキュアが入り乱れる乱戦で怒涛だったが、正直ここまでメタに振ってくるなら第四の壁超え演出だったらよかったなあと
デップーや、最近だとシーハルクみたいに自分たちが創作上の存在なのだと気付かされる....みたいな、それも女児には難しいかもしれんが....
シュプリームはある意味では世界をデコンストラクトできるという意味では東映なわけで、闇堕ちした東映(なんだそれ?)がプリキュアという存在を終わらせようとしてくるんだけど、劇場にきてくれている、自分たちをみてくれている、応援してくれている存在がいるからこそプリキュアでいられるんだ....!みたいな、とこまで踏み込んできたら完敗だったけどさすがにね
もしくは各チームが過去シリーズの世界へタイムトリップして強アイテムを拝借してくるとか....
もちろんプリキュア製作チームへの不信感に書いた通り
>オールスターつっても映画には尺ってもんがあるので、もちろんオレはこのキャラが好きだから出してくれ、をイチイチ叶えてたら話作れへん....というのは百も承知だけど、それにしても「この人選は何!?」っていうよくわからんチョイス
ってのはあって、ギリギリえいちゃんのセリフが1つあったので(謎セリフだったけど)気持ち的には助かってるが、オタク諸氏には憤懣やるかたないという人もいるだろうなとは
魔法は続編決定してるからキュアフェリーチェだけってのに溜飲を下げてるけど、これで続編決まってなかったらキュアミラクルキュアマジカル、あとモフルン抜きではこのシリーズは語れないだろ!!とキレるとこだった
つい最近キアヌ・リーブスだけで3時間(Fを2回みれる)という贅沢映画を楽しんできたので真逆やなと
なんなら変身シーンはキュアスカイはフルでかかるけど、キュアプリズムはショート版で、せめて現行シリーズ組はみんないれたげなよ....とは....まあ時間ギリだったのかもしれんけど.....
ちなみに
>意味深にFってついてて、それだけならまだしもティザーでご丁寧に「Final...?」とか
これはプロデューサーからこれが最後だったとしても悔いがないように、と鼓舞するために〜と釈明していて、うんまあ、となった
加えて Final じゃないよってことで Not の N がリボン風に足されていたんですよ〜と
「エェーッ!」
そもそもひろプリ勢はソラとましろにフォーカスされすぎてて、キュアマジェスティもちょい出だったしやや不憫
作画の板岡さんのアシストでキュアシュプリームが最後黒かったのはなぜ?ってのに監督の田中さんがシュプリームは文字通り神のような完全な存在なので白基調だったけど、プリキュアたちと交流することで人間味が生まれて色がつくので黒くなり、最終的にキュアプーカが白なので黒と白でちょうどよく初代オマージュになるじゃん!ってことだったらしい
つい最近(つってもロキ シーズン1ももうだいぶ前なんだなあ...)自分の変異体と恋に落ちる話をみたけど、こちらも自分を切り分けた存在とタッグを組むってそれは....と
舞台挨拶で印象的だったのは、どうしても揃いのスタッフジャンパーを着たいとのことで板岡さんの自腹でスタッフジャンパーを刷ったというエピソード
シックなテイストのアパレル出してほしいなあ、ロンTお願いします