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改めてマトリックス
人生を変えた映画と公言して憚らないマトリックスだけど、このレザラクション公開タイミングで改めて見返しておくか~とみていたら、かつての自分はかくも表面的にしかこの映画をみていなかったんだなあ、と驚くぐらい違った映画にみえた
特にオォッ!とおもったのは、自分を既定しているのは自分自身だというところと、明確にキリスト教のモチーフをなぞっているところ
モーフィアスは結構引くレベルのビリーバーで、映画の中だからというか、フィクションの中であればまあわかるんだけど、現実世界でこういうタイプの人いたら結構やだなあとおもってしまった
でも、映画の結末からいってもこうやって献身的な信奉者がいることで世界を変革できるんだということもまた事実だとはおもう
ネオが追い詰められて復活するくだりはまんまキリストの復活にみえて、やはり救世主たるには一度死んで甦らなければいけないのだなあと
そして、甦らせるのがトリニティーの愛ってのがウォシャウスキーたちのロマンチックなところなのか
船の名前がネブカドネザルで、エヴァかよ!ともおもったり
エヴァでは神と魂を結ぶ~みたいなことを言っていた気がするが、本作ではある種の精神世界(仮想空間)ともいえるマトリックスに精神を送り込む装置なわけで、まさにネブカドネザルだよなあと