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シン・チャンピオンまつり - diary.jgs.me
TOHO新宿で開催されていたエヴァ巨神兵シンゴジとをオールナイトで鑑賞するお祭りに参加してきた。お値段がちょうど No Man’s Sky と同じぐらいで、フルプライスのゲームは渋るけどこういうイベントにポーンと出せるのは無意識のうちに映画館で映画をみるという体験に対するプライオリティが自分の中に高いのかもしれないなあ、などと考えながら劇場へ向かった。
ガメラリバイバル上映の時みたくオッサンたちが群がってるのを予想していたが、想像以上に女性も入っていて、バルトで女性限定イベントやってたりするみたいだし老若男女問わずウケているんだな、と改めて実感。興収も善戦しているみたいで、昨年 Fury Road の界隈の盛り上がりっぷりと興収の差に愕然としたがシンゴジはキャズムを超えていると言っていい気がする。
エヴァは新劇から入った。往年のテレビシリーズのファンたちが盛り上がってるだけなんだろ〜と舐めてたところを序でガツンとやられたクチなので、序破を往年のファンたちよりは新鮮な受け取り方をしていたとおもう。それから漫画版を読んだりとか、もろもろ解説を読んだり、諸先輩方にレクってもらったり知識を蓄えていたのもあったし、シンゴジで改めて庵野秀明という人間の作家性というものが改めて提示されたのもあって、エヴァ序は細部までシンゴジのエッセンスが詰まっているように(逆に言えばシンゴジにエヴァ序のエッセンスが詰まっている)感じられた。海から使徒がやってくるのはまさしくゴジラだったし、使徒を倒した後に平穏が戻った街を映すのもシンゴジだし、シンゴジの矢口はミサトさんっぽいな、ともおもったり、挙げていくとキリがないぐらいであった。
破にもシンゴジっぽさは多少あったが、序ほどではないな、とおもった。それでも何度みても抉られるようなあの展開にやっぱり手に汗をかきながらみた。
序と破はTCXだとスクリーンに対して左右に空白がある映写だったが、巨神兵からフルスクリーンになって、あの巨神兵のビーム発射モーションに圧倒された。チケット争奪に少し出遅れたのもあってなんとなく最前列のリクライニングにしてみたがこれが正解で、メッチャくつろいで鑑賞できたし、デカいスクリーンを堪能できた。音響は立川で目の前でゴジラが街を破壊しているようだったあのヤバ音響を体感してるので少し味気なかった。
シンゴジは、もう3回めなのでせっかくの大きなスクリーンなので小道具を目を皿のようにしてみていた。とはいえ、TCXはあんまり画質自体がいいわけではないのか白板に何が書いてあるかなどを判別するほどではなかった。立川でみたときは音響もあってか号泣だったが、オールナイトのテンションのせいか無人新幹線爆弾フー!!ゴジラビームフー!!みたいなアガりっぷりで鑑賞した。
劇場を出ると朝の歌舞伎町で、だいぶアレな風情だったがそれもまた2015年の東京で映画をみるという体験であろう。そんな街を尻目に有人在来線で帰宅した。

August 28th, 2016 3:20am