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グラス・オニオン 感想 (ネタバレあり)
グラス・オニオン 感想 (ネタバレあり)
え!?!?絶対パイナップルやん!?!?っておもったけど、明らかにブロンが殺される方向にミスリードするように描かれていて、あれ!?!?って
どうでもいいけどブランとブロンまぎらわしすぎやろ!!
アンディのフーダニットは材料足りないなあ、とおもっていたら第二幕がはじまって笑った
相変わらずライアン・ジョンソンはこういう手口すきだなあ!
しかも双子って!!古典かよ!!!っておもったけど、これはむしろリスペクトっていうかオマージュってかそういうんだろうなとおもった
今年読んだオメガ城の惨劇も連想したけど、きっとどれもみんなアガサ・クリスティなんだろうな
あと最近読んだ名探偵に甘美なる死を
ちなみに、上に挙げた作品ではそこそこSFチックな要素がトリックにも使われてたけど、本作では「アンディの死をニュースで知る」って部分をうまくアナログに置き換えられれば50年前100年前ぐらいの時代設定でも成り立つぐらい王道なつくりで、リスペクトを感じた
終わってみれば、ジョンソンによる痛烈な独裁体制というべきか、封建体制というべきかの批判映画だったと感じた
劇中では大富豪のオッサンにギャングたちが依存しているので逆らえないし、ウソさえも公然とつけるという様が描かれていたが、結局のところワンマンな会社やチーム、独裁的な国ってのは多かれ少なかれこういう構造を持っているんだとおもう
しかし、それを打ち壊せるのは臣下たちの謀叛であり、謀叛とは主君の命運が決した時に発生するものなんだとおもう
直近一番わかりやすいのはベラルーシで、恐らく再三再四親分のロシアに参戦を要請されているんだろうけど、ぶっちゃけプーチンにもうそこまで賭けられないというのがルカシェンコの本音なんだろうと推察する
主君というのは古今東西虚飾によってエラそうにみえるようにしてきてるけど、その実マヌケってのはよくある話で
その虚飾さえ剥落させてしまえば....っていう
言葉遊びのところ、英語音声(...はなんとなくだけど)でも日本語字幕でもなんかヘンだなっておもってたけど、これは字幕つくった人頭抱えてたやろうな....お疲れ....ておもった
相変わらずダニエル・クレイグはイキイキしてたし、ジャネール・モネイのアシスト役ってのも前作からの流れを感じさせる
前作では豪快にゲロが飛び出すのがよかったが、ワンダビジョンのアガサでおなじみのキャスリン・ハーンがちゃんとゲロ吐いてるのでギリギリ合格
にしてもナイブズ・アウトの続編が劇場でかからんってもうさあ....みたいな気持ちになった
グレイマンみた時も Netflix がこういうの作ってくるんだったらもうおしまいだなっておもったけど、年の瀬に改めて思い知らされた
結局今年劇場行ったのってワカンダ・フォーエバーブラックアダムラブ&サンダーノーウェイのこのあたりはネタバレを踏まないためにみにいった節が強く、D+が同時公開してきたら劇場行くか結構怪しい気がしてきている
かなり早く配信もはじまるので、そこまで熱心じゃない人は配信だけで十分事足りるだろう
あとはトップガンもみにいったけど、これは友達に勧められたからだったし
あと視聴体験として、冒頭と最後の Netflix のロゴが無音だったのと、エンドクレジットはじまった瞬間にエンドクレジットが小窓で再生される〜的なことがなくて、ちゃんとイラストで紹介されるキャストのエンドロールがちゃ〜〜〜〜んと流れるのがイイ!!やればできるやん Netflix!!