はじめに

第１章　人類機械

ホーキング博士の憂鬱

「ターミネーター」は現実化するのか？

よみがえる技術的失業

２０４５年ＡＩが人の知性を超えるとき

カーツワイルの考えが受け入れられている理由

人間の意識はコンピュータにアップロードできるか？

ＳＦから現実へ

シンギュラリティは訪れるか？

第２章　人工知能はどのように進化するか？

第五世代コンピュータの失敗

確率・統計的なアプローチ

ディープラーニングによるブレイクスルー

ディープラーニングの成果

言語の壁

汎用ＡＩの世界的な開発競争

日本が推進する「全脳アーキテクチャ」プロジェクト

生命の壁

ＡＩはＧ線上のアリアを生み出せるか？

ロボットの身体感覚

ＡＩは将棋盤をひっくり返すか？

第３章　イノベーション・経済成長・技術的失業

日本は衰退する運命にあるのか？

果実は食べ尽くされたか？

汎用目的技術が産業革命に与えた影響

第二次産業革命の終わりとポストモダン

サービス業への情報技術の導入

技術の拡散

ＡＩは雇用を奪うか？

どのようなマクロ経済政策が必要か？

需要創造型のプロダクト・イノベーションは必要か？

第４章　第二の大分岐──第四次産業革命後の経済──

第四次産業革命をめぐる覇権争い

汎用ＡＩは社会にどのように導入されていくか？

機械に奪われにくい仕事

労働者は生き残れるか？

全人口の１割しか働かない未来

純粋機械化経済

大分岐

既存の資本主義における経済成長

純粋機械化経済における経済成長

第二の大分岐

資本主義の自然死

全ての労働者は飢えて死ぬ

第５章　なぜ人工知能にベーシックインカムが必要なのか？

生活保護は労働者を救うか？

ソ連型社会主義は復活するか？

クーポン型市場社会主義の可能性

ベーシックインカムとは何か

ベーシックインカムの優位性

財源が問題ではない理由

ベーシックインカムの試算

純粋機械化経済におけるベーシックインカム

おわりに