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ボールの投げ方で「どっちの足を上げたらいいの?」
ボールの投げ方で、「どっちの足を上げたらいいの?」と聞かれる

小さい子供からも聞かれるが
妻からとか、大人からも聞かれることだってある。
微妙にモニョる
イラつくこともある。

直接の回答は、「ボールを持ってない側の足を上げるんだ」
ってことなんだけど、
それを「言葉で」教わらなきゃいけない時点で、聞いたとしても腕と体幹が全身運動として連携できないのでは?
という疑問がわく。
もちろん、これはできるようになってしまった人間の(相対的)おごりなのかもしれないが……。

一歩前進しながら投げる
一歩踏み込みながら投げる
助走をつけてから投げたら球が速くなりそうというヒューリスティック
その助走を、サイドステップにして、しかも「一歩だけ」に限定すれば、
それは前側の足を、「持ち上げて、大股一歩踏み出す」という動作になる。

たくさん体をひねってから投げる
バックスイング溜めを大きくして投げる
ボールを持った利き手を、なるべく体の後ろ側に水平旋回させてから投げる
でんでん太鼓
たくさんひねってから投げたら球が速くなりそうというヒューリスティック
まず腕を引き、肩甲骨を引き、背中をひねり、腰をひねると、
両足のままでは立っていにくくなって、前足が爪先立ちになり、重心から外れる

縦回転のひねりもためる
バク転ならぬ、前転跳びをしながら投げたら球が速くなりそうというヒューリスティック
実際にはそんなことできないので、8分の1回転くらいかな
体をシーソーのように、後ろにたくさん傾けてから、一気に前に倒しながら投げる
このとき、体を後ろにたくさん傾けようとすれば、自然と前足は浮くことになる

この3種類の動き(前進、横回転、縦回転)を、合成して、いっぺんにやろうとしてる姿が、一般的な投球フォーム
の「足を上げて、おろしながら投げている」姿なのだと思う。
力を入れようとすると→足が上がる
(たぶん)逆ではない

だから、「正しい動作」を聞く前に、「おまえ、力いっぱいボールを投げようとしたことあんのか?」みたいな気持ちになる。






(まずそういう話があってから、「フォームはゆったり大きくがいい」とか、「ヒップファーストはダメだ」とか「セットポジションで静止しろ」とか、そういう応用適応の話が出てくるんだけど、それは別のお話)