generated at
アーキテクトビルダー
定義
クリストファー・アレグザンダーが提唱した職能で、建築家(architect)と施工者(constructor)の両面の技能を持つもの。
全体の設計に責任を持つが、その設計は利用者によるものである。
> 彼は一言で言うと、近代における中世のマスタービルダーに相当するものである。
(「アーキテクトビルダーの原理」)

アーキテクトビルダーの担うべき責任

プロジェクト全体の指導
予算計画
平面計画の初期案の作成(レイアウト)
住宅の設計(デザイン)
個々の家族が自分たちの住宅設計に参加するプロセス参加(参加)
家族が自分たちの設計に用いるパタン・ランゲージの作成(設計原理)
施工プロセスの設計と展開(施工システム)
各住居の工学面の安全性と安定性のチェック(工学分野)
施工監理、材料の購入、契約の管理、業者の手配
家族の建設参加の割合の設定と、その時の自分の役割
(「アーキテクトビルダーの原理」より)

> アーキテクトビルダーという統合された存在が、健全な環境をつくるという問題解決の場面で必ず必要になる。

hr
参考文献

クリストファー・アレギザンダー, 「アーキテクトビルダーの原理」, 群居 (2), 1983