Marino, Mark C. "Critical Code Studies"
気候変動研究グループのメールから漏れたソースコードが誤読され問題になった
Climategate事件などと検索すると出てくる
コメントの内容やマジックナンバーを読み、改竄したデータを作っていると指摘
実際は暫定的なコードで、後で修正されるはずのものだった
あるブロガーは「コメントやマジックナンバーは専門知識がなくても理解できる」と言ったが、それがどのような意図で使われているかを読み解くには明らかに知識が必要
コードは社会的なテキストである
時を超えて新しい読者に出会い、文脈が変わるにつれ意味が発展し変化する
読む側の訓練や理解度に関わらず、コードは公的な議論の媒介となった
コードは社会的なテキストとなり、時代やコンテキストを超えて人々と出会う
コードは政治、法、美学、一般的な会話の一部になっている
それがこの本の主張であり挑発
コードがどう機能するかだけではなく、コードの示し方を理解する必要がある
批評的に読む方法を学ぶ必要がある
コードは詩ではない(少なくともほとんどは)
Loss Pequeño Glazier
思考や感情を表現し伝達するために、組み合わせやパターンにまとめられた、書かれた記号を言語と定義するなら、コーディングは言語である
Thinking through thought
考えを通して考える
記録であり、リアルタイムの演算の一部という二重の自然(double nature)
Geoff Cox, Alex McLean
The Aesthetics of Generative Code
コードが言語だとして、それがプログラムを詩たらしめるか?
詩として書かれた少しのアートオブジェクトを除き、ほとんどのコードは文学、映画や視覚芸術の世界からは離れていて、むしろ法典に近い
法文に比べれば、コードは人に見られることを想定していない。それを触るプログラマー以外は。
伝統的な執筆に比べると、原作者という概念はもっと複雑
複数の著者がいて、ほとんどは参照もされず、以前のコードやオンラインのコードから順応される
一般的なアルゴリズムはねじみたいなもの
機械工はねじを使う度に発明した人を参照しない
コードは静的なテキスト以上のもの
「何であるか」と「何をするか」が同時に存在している
Evan Buswellのツール