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賢い愚か者効果(smart idiot)
クリス・ムーニーによる名付け。

知識が増えると共通の理解に到達するというのは素朴な教育観であり、実際には知識が増えるほど偏見が強まっていく。
科学的知識が増えるほど進化論を信じる人と、否定する人が分かれるようになる。

人は好きな情報と嫌いな情報を恣意的に選り分けるため、総量として知識が増えても嫌いな知識が好きな知識になることは限定的だ。

出典

参考
「エビデンスで殴る」というやり方は、なぜうまくいかないのか

>医学におけるエビデンスとは、「個別の患者への臨床における意思決定に役に立つ確率論的な情報」を意味する。

>エビデンスで個人の意思を完全に決定することはできない。私たちにできることは「エビデンスを利用すること」だけである。「Evidence cannot make decisions, people do(エビデンスが決めるのではない。人々が決める)」は、医療における全く正しい言明である。