>問題とは何だろうか。それは現状と望んでいる状態が一致しない場合のことを指し、解決とはこの二つの状態が一致することを指すと考えてよいだろう。つまり問題解決には初期状態(解く前の状態、はじめの状態)と目標状態(ゴール)がなければならない。じっとしていると目標状態にたどり着くということはあまりない。そこでふつうは状態を変化させる。
>状態に変化を加えるものをオペレータ(演算子)という。オペレータは潜在的にはたくさんあるが、ある時点で利用できるオペレータには制限がある場合もある。こうしたオペレータの利用の可否を決めるのがオペレータ適用制約である。以上のものが明確な形で定義できると、問題空間が一意に決まる。そうした問題を良定義問題と呼ぶ。