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組織間関係
提携

組織間関係
経営情報論 組織間関係のパターン
階層型同盟型市場型
調整主体頂点(所有)組織管理組織・個別組織個別組織
調整メカニズム権限交渉影響力
調整の程度
組織の関わり合い
制裁高い多少ほとんどない
山倉 1993『組織間関係』


> なぜ特定の組織間関係が形成されるのかについては、一般に、取引コスト・パースペクティブと資源依存パースペクティブに基づいて説明することができる

取引コスト・パースペクティブ
> 取引コストに注目し、経済効率性の面から、組織内部の処理と市場取引とのどちらかが選択されるという視点に立つものである。すなわち、市場での取引コストが増大すると、その削減のために市場取り引きの一部が組織内部に取り込まれると考える。

>この視点に立って組織間関係をとらえると、階層型と市場型の組織間関係は、統制コストと取引コストの和を最小化するという経済効率の点から、取り引きの調整形態として選択されることになる。
Williamson 1975 邦訳1980『市場と企業組織』
Williamson, O. E. (1975). 1975 Markets and hierarchies: analysis and antitrust implications New York: Free Press.


資源依存パースペクティブ(resource dependence perspective)
> 組織が保有している資源に着目し、組織が諸資源を所有・コントロールしている他の組織に依存することが、特定の組織間関係を形成するという視点に立つものである。つまり、組織は他の組織と相互に資源を補完し依存しあっており、こうした資源の交換関係の頻度や強度、影響の方向性が組織間関係を規定すると考える。
Pfeffer, J., & Salancik, G. R. (2003). The external control of organizations: A resource dependence perspective. Stanford University Press.

提携の概念とパースペクティブに関するー考察



資源依存パースペクティブ (Resource Dependence Perspective)
取引コストパースペクティブ (Transaction Cost Perspective)
学習パースペクティブ (Learning Perspective)
ゲームパースペクティブ (Game Theory Perspective)