学習転移
transfer of learning
前に学習した知識を別の状況で活用すること
>大学のレポート課題、入力終わって提出ボタンおしたらバグって全部消えた…。
> 何を書いたか思い出せず、絶望していた中、俺はあることに気がつく。「あ、Geforce experienceのインスタントリプレイがオンだ!」
> FPSクリップ用に普段からオンにしててよかった〜!!
転移/研修転移
>特に,教師が高次な解法を教えたつもりでも,学習者が授業の中で自分なりに了解した低次な解法を使い続けることは,よく観察される現象である.これを学習者の観点から考えると,未知の問題にも,何とか自分の知っていることを当てはめ,自分の解ける形に問題を変形しようとする積極性を示したものと再解釈することもできる.
転移の評価
>各知識がどれだけ学習外の状況にもち運べるか(可搬性:portability)
>後から必要に応じて編集できるか(修正可能性:sustainability)
>適用範囲を広げて新しい問題に活用できるか(活用性:dependability)
>「断片的で独立して扱うことができ,必要に応じて構成される部品知識(knowledge-in-pieces)」という考え方を使って,一人の大学生が,大数の法則に関するさまざまな問題の文脈に応じて,部品知識を活発化し漸進的に再構成する過程をtransfer-in-piecesとして説明している.
認知科学と学習科学における知識の転移
Knowledge Transfer in Cognitive Science and Learning Sciences
TAJIKA, H. 算数問題解決における転移を促すための方策.
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『研修開発入門「研修転移」の理論と実践』 研修転移促進策 | 研修前 | 研修中 | 研修後 |
受講者 | 事前課題:準備 | 類推、自己効力感 | リモートコーチング |
研修 | ニーズ分析、研修設計、経営陣とマネージャーの巻き込み | 双方向の学習者参加型、インストラクションスタイル、目標設定 | 自己学習とふりかえり、行動変化のリマインド、再トレーニング |
職場 | マネージャーによる支援、研修参加目的の明確化、期待の声 | 職場メンバーの協力 | 活用期待の提供、マネージャーの支援、同僚による支援 |
転移困難
興味深いけど、転移が困難なこと
知識の課題
しってるけど、いつつかえばいいのか分からない、きっかけが分からない
いつ使うか悩みながら仕事をしているわけではない
○○さんだったら、そのプラクティスを使うように、話を持って行けるけど
心理距離の離れた知識が繋ぎやすい状態を認知柔軟性が高いという。