>二値的考え方は闘争心を増大させるが、世界を正確に評価する能力をひどく弱める
>「あらゆる問題は両方の意見をきかなければならない」と、人は言うが、そこには、ある仮定—あまり当否を問われることのない—が含まれている。すなわち、あらゆる問題には二つの面がある—そして二つの面しかない、という仮定である。われわれは良くないものは悪く、悪くないものは良いと、対立させて考える傾きがある。