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プロトコル・アナリシス(ことばの分析)
(Ericson 1984)
>予めカテゴリーを作成し、
>プロトコル全体をセグメントに分け、
>各セグメントに関して、そのセグメント中の文章に含まれる単語やフレーズの意味することを解釈して、カテゴリーにエンコーディング(encoding)する。

例:思考の場合
>・意図(次は○○したいという未来への思考)
>・認識(現在の世界の状態を捉える思考)
>・条件に応じた推論(もし○○なら××、もし△△なら□□…という可能な選択肢を考えること)
>・評価(行為の善し悪しを評定する思考)

よいカテゴリーの考案
>・その研究者が研究の対象とする問題領域をどのような視点で捉えようとしているか(着眼)
>・そういう視点で捉えることがなぜ面白いと思うのか(先見)
>・研究で何を明らかにしたいか(研究目的)
>・そもそも知についてどういう理論を信奉しているか(理論・仮説)

カテゴリーの条件
>・各カテゴリーは排他であること
>・用意したカテゴリー全体で多くの現象を抽出できること(漏れが少ないこと)
>・各カテゴリーの抽象レベルは揃っていること
>・少数のカテゴリーだけにエンコーディングが集中するなどという不均衡な事態にならないこと

論文
Ericson 1984
Ericsson, K. A., & Simon, H. A. (1984). Protocol analysis: Verbal reports as data. the MIT Press.

出典