ブリコラージュ
資源の潤沢性と、隣接可能性を伴った自己触媒活動
セロハンテープ博士ちゃん
ブリコラージュされはものはプロダクトではない派
あるデザイナーにとって、ユーザーは助けられるのを待っている受け身の無垢な存在という願望がある
ユーザーが自分自身の力を身に付ける
ブリコラージュとは「新たな問題や機会に対して手持ちの資源の組合せを用いて間に合わせること」
1.目下の問題とは関係なく集められた持ち合わせの資源を利用する
2.本来の用途から外れた使い方も含む組合せで既存の資源から新たな価値を生み出す
3.制約に立ち向かい、問題に対し積極的行動を指向すること
>“新製品の開発においても,本質的に新しい要素技術は通常ほんの一部分であり,大半は既存技術で構成されるため,そこにはブリコラージュが要求される.またブリコラージュでは一般に使い慣れた手に入りやすい構成要素を使うため,信頼性が高く低価格で実用化の敷居の低い技術が得られると考えられる”
方法資源のブリコラージュ
現代では多くの手法に簡単にアクセスできる。言い換えると目の前の問題の多くは、誰かが解決しており、また容易にアクセスすることができる。この状況をうまく活用することが重要である。
例
潤沢にある手錠を使って拘束
OL時代に習得した“雑紙でメモ帳を作る方法”が簡単で便利「大掃除で捨てる前に!」「なんやかんや大人気」
タオルからクマ
プロダクトライフサイクルの成熟期が引き起こす生産力過剰と、ブリコラージュの潤沢資源の適合
プロダクトライフサイクルの成熟期には、企業は総需要を上回る生産能力を保有することになり、価格低下が起こる。これは顧客にとって、製品が潤沢かつ低価格になるということだ。ブリコラージュが成立するには低価格かつ潤沢な資源という条件がある。
つまり、企業のプロダクトライフサイクルの成熟によって、人々のブリコラージュという方法が可能になる場合があるというわけだ。ただしどんなものもブリコラージュとして使われるわけではない。新たなモノを作り出しやすい、素材としての汎用性が高いほどブリコラージュに適している。
シグナルは、目的とは違う使われ方を意図的にしだす人が増えだした
潤沢資源
計算資源
また、廃材も潤沢な資源となる。たとえば清涼飲料水は中身の液体が中核の製品があるが、それを顧客に届けるために容器が必要だ。よくペットボトルが用いられる。顧客は中身の飲料は消費するが、ペットボトルは消費しない。つまりペットボトルは余っていく。この余った消費してこなかったモノは、余剰資源として再活用されやすい。
廃材資源
ペットボトル
缶
段ボール
例
近代の例
鳥避け
ペットボトルダンベル
昔の例
紙という資源に対する折り紙
現代のブリコラージュの源はネットのリソース
Amazon
web
潤沢であり、様々なものをつくる材料となるもの