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Steam DeckについてるSteamOS 3環境の仕様


ArchLinuxベースのSteamOS 3
あくまでもベースなだけで独自の環境
いろいろなものが削られている
>We aggressively reduce the size of the OS partition by removing locales, man pages, etc. This is done to leave as much space as possible for game content. We understand this is not ideal for a desktop use case.
素のArch Linuxと同じように扱えるとは思わないほうがいい
パッケージがインストールされているはずなのに、そのパッケージによって入るはずのファイルが入ってないという異常な状態になってる
pacman -S で1個ずつreinstallしたらちゃんと入る
例えば stdio.h とかが無い
glibcは既にinstalledになってるんだけど、 pacman -S glibc でreinstallすると現れる
C言語の勉強とかしようとしたら大変そう
ルートディレクトリ ( /home 除く) はデフォルトで読み取り専用になっている
/home だけ常に書き込み可能な別パーティションになってる
読み取り専用モードは、 passwd コマンドで sudo での昇格に使うパスワードを設定したうえで、 sudo steamos-readonly disable で解除できる
pacmanを使うなど特殊な処理をしない限りは読み取り専用を解除する必要はないように出来ている
Gaming mode中でも読み取り専用モードが解除されることはない
なぜならSteamOSのアップデートは、システム領域の中身を弄ることなく丸々置き換えることで行われるから
読み取り専用を解除したうえで、以下のコマンドを実行するとpacmanで任意のパッケージを落とせるようになる
sh
sudo pacman-key --init sudo pacman-key --populate archlinux sudo pacman-key --populate holo
archlinuxだけを--polulateする説明が多いが、Valve側がつくったパッケージを入れるのには追加のpopulateが要る
/usr などのディレクトリはSteamOSの更新でまるまる置き換えられる
ので普通にpacmanでパッケージを入れてもすぐ消える
あくまで一時的なものだと割り切って行う
SteamOSのアプデの度に実行し直せるならそれでもよい
アスキーの人が必要ならpacmanで追加できるとか言ってたけどそれはあまり正しくない
基本はDiscoverストアやAppImageなど/home内で完結するものでなんとかするべき
Node.jsはn-installとかasdfとかで入れる
公式リポジトリがちょっと遅れてる
SteamOSのアップデート配信タイミング=公式リポジトリの更新タイミング(のはず)
jupiter-stable, community-stable などのリポジトリが stable, beta, main などそれぞれに用意されている
SteamOSのアップデートが配信されない限りは pacman -Syu しても何も入らない
Steam Deck上の選択肢の中で一番更新が早いであろうmainでも、2022/12/19時点でfirefox-developer-editionが107.0b2-1になっている
これは2022/10/19〜22における最新バージョンで、いまは109.0b3-1が出ている(履歴)

もっと自由にやりたい
デュアルブート
これができれば一番いいかも
だけどセットアップが面倒そうだし、ブート領域もSteamOS更新でリセットされたりするのでアレかも
/home以下にdistroboxなど自由に弄れるLinux環境を作る
これはめちゃくちゃゆるいやつ