プロジェクトの落としどころを考える
現実的な目標を設定するには、プロジェクトに関係する各側面における、それぞれの都合を考慮に入れる。
プロジェクトに費やすことができる時間、あるいはリソースが限られていることは往々にしてある。コンプライアンスやJ-SOXなどの制約が、プロダクトの形を決めることがあるかもしれない。いくつかの部署がプロジェクトに関わっていれば、それぞれの思惑がある。
どこかで何かが満たされないという事実が、後になって顕在化するようではいけない。期待していたことが満たせないとなると、期待していたことを前提にしたあらゆることが成り立たなくなってしまう。
しかし、もしどこかで不都合があるとしたら、あらかじめ折り合いをつけることができる。この地点なら各々の都合も妥協することができる、とする落としどころを探す、あるいは作っていく。