> 大阪的とはつまり、厳密なルールを持たずに、ものごとを自由に変化させたり、異なるものを取り込むことにあまり躊躇いがない、ということです。大阪は日本列島の中心近くにあって、海に面した港町です。時代ごとに南蛮船や北前船が行きかい、国内外から多くの人がやって来て、多様な文化が持ち込まれました。それゆえか、異なる文化を「ごちゃまぜ」にすることに抵抗感が少なく、異物を許容しようという懐の深さがあるように思います。何でもアリで、一見カオス(混沌)のようですが、しかし、それが新しい何かを生み出す土壌でもあるのです。まわしよみ新聞をつくろう!p.151