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Grounding
groundingとは、接地しているという意味

シンボルグラウンディング問題という、 認知科学や意味論における問題がある
シンボルとは、記号つまり、要するに文字列/言葉を意味する。
文字列が実世界の意味につながっている(grounding:接地している)かを論じる問題。
人間は記号と実世界の意味を結び付けて言葉を理解している一方、コンピュータ/人工知能では必ずしも結び付いていない。
つまり言葉を理解しているわけではないと主張されている。人工知能における難問とされる。

例えば、以下の「シマウマ(Zebra)」は、「馬(horse)」&「しましま(stripes)」を表す記号文字列である。
人間は「シマウマ」という言葉(「馬」&「しましま」を表す記号であること)を聞いて、初めてシマウマを見た人でも「これがシマウマですね」と答えられるだろう。
一方のコンピュータでは、「シマウマ」の表す「馬」&「しましま」は単なる記号の羅列に過ぎず、実世界におけるシマウマの意味には結び付けられない、つまり初めての「シマウマ」は理解できないと主張された。


LLMの分野では、Groundingはシステムに現実へアクセスを提供することを意味する。

Groundingの具体例
Bing Chatで行われることがまさにこれ


Groundingの実装
Groundingをするには2つのやり方がある
1つ目は、プロンプトに現実の情報を追加する方法。
現実世界にアクセスして情報検索をさせたり、現在地や現在時刻など、モデルに現実世界の情報を追加する
># 現在情報
> ・時刻:12時34分
> ・現在地:日本、東京
> # 質問
> 今は何時ですか?

2つ目は、モデルにコマンド実行の機能を搭載する方法。
>EXAMPLES = ["""input:今は何時ですか?
> action:date()
> info:4時23分
> action:response:4時23分です。""",
> """input:今は何時ですか?
> action:date()
> info:13時67分
> action:response:13時47分です。"""]