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第二の脳のコツは、パズルかもしれない
私には4歳の娘がいて、大のパズル好きだ。
朝とよる寝る前に、「パズル競争しよ!」と、
アンパンマンやすみっこぐらしなどのパズルなどを、連日やっている。

パズルをしていると、これは知的生産管理そのものだと言うことに気づいた。
そのことについて考察する。


2種類のパズル
最近のパズルはよくできていて、大きく2種類のパズルが存在する。
上: パズルのピースをただ並べるもの
下: フレームと型が用意されていて、そこにあうパズルを見つけるもの


フレームと型が用意されたパズル

こちらは、最初からやるべきことが決まっている。
フレーム自体に絵が書いてあったり、フレームの中もパズルの形で区切られている。
そのため、最初の時点で、ある程度完成系のイメージがつくし、やるべきことに悩まない。


フレームがあると楽で効率的なのだ。
構造化されているため、目標達成まで、迷うことなくトップダウン思考で一直線に進める。

これが会社という仕組みなのであろう。
会社のルールや部署というあらかじめ決まった構造にそうことで、効率よく成果を出すことができる。
秩序と組織を優先するトップダウン思考の人は、このパズルが好きだろう。

そして、このパズルが好きな人は、Notionのような建築家向けのアプリが向いている。


枠組みが用意されていないパズル
昔からあるタイプが、こちらのパズル

最初の時点で、どんな完成像になるか、全く掴めない。
枠組みがないから、自由なのだ。

完成したら、どんなパズルになるだろうか?と創造力が働く。
最初から完璧なゴールを目指そうとしたり最短距離でうまくやろうと、足がすくむ。(最初の取りかかりに悩む。)
だから、とりあえず、目の前のパズルとパズルをくっつけようとする。


最初はそれでいいのだと思う。
小さな一歩(パズルとパズルのつながり)を目指して、つながることに、ワクワクや楽しさなどの充足感を覚える。
タスクシュートが1日の今日やると決めた仕事だけにとことん集中するように、このパズルも、最初は1つ1つつながりを作ろうと集中するだけで良い。(タスク管理におけるトップダウンとボトムアップの違い)

小さなパズルのつながりを集めているうちに、塊同士が連結する瞬間がでてくる。

よくわからんうちに、塊のような流動的な構造ができてくる。(カテゴリーの有用性と流動性)

こうなると、あとは早い。
パズルが完成するまでのスピードが、指数関数的に早くなる。
知識はお金よりも複利が働く。今までのパズル(知識)が積み重なって、有利に働いてくる。

これがベンチャー企業なのだろう。
正解が見えない、先が見えない中で、最善手を探し続ける。
成功し、組織が段々と大きくなると、部署を作ったり、会社の制度を整えて構造化する。

この枠のないパズルが好きな人は、ボトムアップ思考の人。
あれこれ細かいこと考えずに、とりあえず行動しようとする人に向いている。(自分もこのタイプ)
向いているノートアプリは、ObsidianCosense(旧: Scrapbox)になる。