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グランド・ホテル

【公開】1932
【上映時間】112min

特徴 :
ロビーのシーンは、360度デスクを描き、非常によくできていた。これによって、観客は登場人物の周囲からホテルの動きを見ることができるようになった。それ以降、セットの作り方を変えた(Balio, Tino (1993). History of the American Cinema. New York: Simon & Schuster Macmillan. p. 199.)
>混雑したロビーの撮影シーンでは足音を同時録音しないように全員に靴の上から厚い靴下を履くようにした。当時の報道によると1日に毛糸の靴下200足が使われていたという。さらに、ガルボがリハーサルの時よりロマンチックになるようにセット全体を赤色系統にするように要望し、その通りに変更された。
kana へー。モノクロでもやっぱり違うんだね。
>この映画が評判になったのはMGMのドル箱スターが顔を合わせたことに主な原因があるが、映画としても巧い構成でつくられ、人生の縮図を端的に浮かび上がらせたのはなによりといえる。登場人物の絡ませ方と捌き方の巧さは舞台劇が土台にある (kana注 戯曲が原作) から当然としても、映像のつなぎ方は当時としては抜群で、悲惨なプロットが多い中でさまざまな人間模様をリレー・タッチで描いて面白さを盛り上げており、そのような印象は抑えられている。


忙しそうな電話交換手のシーンからスタート。
その後、複数人の、電話をかけている人たち。

>グランド・ホテルーおおくの多くの人がここを訪れ、何事もなく去っていく



kana なぞのストレチしているオッサン...

kana この帽子かわいい

お茶はムリよ、ご飯は一日一度にしてるんだから、というシーン
>Why one meal per day?
> money, ever heard of it?
> ......
> 素敵な服装のタイプライターなんている?
kana 金に困っているようには見えないなあと思ってたら、愛人契約で食いつないでいるのか。あまりに綺麗なかっこう。

kana余命すくないオジサン、その日になかよくなった人に対してあまりにグイグイいくからちょっと共感性羞恥みたいなつらさがあるな...。人との距離感近すぎでは...

kana performanceがパフォルマンス、みたいに巻き舌になってる。北欧人だから?

45minあたりでまた、交換手の姿

kana ひかりの当たり具合

kana 眉があがったり下がったりする、微妙な変化による演技

kana さいしょはうっとおしがっていたみたいだったのに、余命幾ばくのオッサンと男爵のオッサンとタイプライターの女に奇妙な友情が芽生えているようでほっこりする

kana ところでタイプライターの女はしっかり意志があってよいキャラクターだと思う。セクハラやなんかはちゃんと嫌がって反発するし、イヤだと思った男には絶対に媚びない。お金に関してもしっかりしている。

kana あれ? なぜ部屋の扉が開かないんだろう。
kana 死んだ姿を見せないのも上品でいい。
しかしこんな突然サスペンスになるのか...
コメディでなくあくまでシリアスになってしまうのが、現代のお約束から考えるとええっ...て感じではある。
kana イヌが追い立てられてかわいそう...

kana ある人は去って、べつの別の人が来る。ある人は死んで、別の人は生まれる。
輪廻みたいなラスト。


kana
仕組まれたものではあれど、偶然によって予測できない状況が生まれるという感じがたしかにおもしろい。
グレタ・ガルボはたしかにどっしりしたいい演技だったけど、役柄が暗いのであまり印象に残らなかった。
そしてサイレント的な演技だなと思う。声やセリフがつくと大袈裟すぎるというのか。
こんなにたくさんの人物をしっかりキャラ立てして描いていくのは上手い。
タイトルの印象とサムネイルから最初は優雅な話かと思ったけど、案外お金、そしてしかもお金のなさというのがひとつのテーマになっていて面白かった。
本当に、なんだかしみじみと面白く、よいものをみたといういい気分になった。こういうものが古典というのだろうか。
最初はフーンくらいで、どんどん引き込まれる。終わるのが寂しいような。いい映画だったと思う


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