脳と時間
読みたい
generalな感想
色々な意味がある曖昧な「時間」概念を、生物の仕組みにおいて明確な意味を持つ具体的な概念らに分解している
参考になる概念が色々ある、例:展望的計時
Chapter 1.
物理も神経科学も、時間を考えるとややこしく/難しくなる
周期性とか微積が分かってきて、物理で時間を扱うように
物理学の時間の知見がどう絡んでくるのか気になるな
物理と認知科学の時間の捉え方が実は違う、おもろ
自分も物理の時間をずっと扱うのになれてたから永遠主義的捉え方をしがち?
主観的な「今」以外の時間が客観的に「存在」するかというのが論点かな
「今以外が主観的に存在する」というのはどちらの立場?
時間、色々な意味を持ちがち
さっきの対立もそう
本質的時間、時計的時間、主観的時間
時計的時間を本質的時間から切り出すの、interesting
感じる時間ではあるからかな
イメージで時間の未来を想像できることをこう書いている?
そんなsignificantなことなのかな
Chapter 2.
タイムマシン、物理発達して
永遠主義的時間観が流行ってから生まれた概念
この時間観、後天的(?)なものなのか
「脳はタイムマシン」
過去を振り返ったり未来を想像したりする行為は「心的タイムトラベル」だと主張している
うーん、おもろいけど、これをタイムトラベルとする気持ちはあんまり理解できないな
時間的近接の大事さ
因果関係、時間・空間的近接
これは相対論のcausalityだn
古典じゃないのもあるのか?
時間が離れているほど因果関係を見出しづらいけど、人間は心的タイムトラベルでそれが多少は可能 p30
シナプスレベルの因果関係
Chapter 3.
脳における時間のスケールは用途によって違う
昼夜のリズム、
時間的協調のために時計が必要
工場の人間でも、細胞でも
あるいは環境との協調にも必要(昼に光合成をするとか)
日、時、分、秒、スケールが異なる独立した複数の時計があるイメージ p60
周期的ループを用いて時計を作っているなら、それは確かに納得がいく
不規則な生活とか火星とかで体調悪くなるならいっそ体内時計を取ったほうが楽かも?という話
これをやったら体はどうなるんだろう、気になる
Chapter 4.
前章のような計測する時間とは別に、「感じる」時間も存在する
スローモーション効果
展望的計時、回顧的計時
前者:常に経った時間を体内で意識して計測していて、体内ストップウォッチを参照する感じ
後者:「xは何分前だったか」と後から聞かれて、記憶ベースで経った時間を考える感じ
計測をするタイミングがことなれば、メカニズムもことなる
この二つは二分ではなくcontinuousな気もする?
どのくらい頻繁に経った時間を意識するか
回顧的計時は認知負荷によって変わる
体験の内容が濃かったら、その時間は長く感じる、みたいな
実験でこんな変わるのおもろいな