/sushitecture/「リンク」そのものに情報価値がある を読んで考えたこと。

Scrapbox 単語帳になりがち問題というのがある(、と私は勝手に思っている)。自分は単語帳をチクチク作るのがマジで好きなタイプの人間なのでこれはこれで楽しいのだが、応用的発展的な内容は単語帳形式では書きづらい。なぜかというと応用的なトピックはだいたい複数の物事の組み合わせでできているから。「ClojureでReactを書く」というトピックはClojureにもReactにも書けるが、より適切なのは「ClojureでReactを書く」ページを作ってそこに書くことだろう。そしてこのような複合的トピックが、複合的トピックこそが、記事のバリエーションを増やし、お前の価値を高めるというところが重要だ。単語帳Scrapboxというのは読む側としてはあまり面白くないものになりがちなのだ。

自分が今まで「ClojureでReactを書く」みたいな複合的なものをあまりScrapboxで書いてこなかったのは、こういうものは別にちゃんとした格調高いブログかZennに書くべきだと思っていたからだ。ここでの格調高さというのは、publishという、手元で丹精込めて育ててきた記事を満を持して世間一般に公開する、というような行為があることを指している。しかし実際Scrapboxを使いこなしている人ってブログやZennを使わないがちだし、ただ単に自分が「記事を投稿する」というアクションに信仰を持っているだけなのかもなあという気持ちがしてきた。publish行為がなくても、記事がいい感じに仕上がってきたら人の目が触れそうなところ(Twitter)に適切に共有しておけばちゃんと読まれると思う。そして、書くだけ書いてpublishされてない記事というのも10個は存在する。ブログって実はそんなに必要ではないかも も参照のこと。

CosmoD にも触れたい。前述の考え方からすると、単語帳はもっとScrapboxそのものなWikiにして複合的トピックをあつかえるようにしたほうがいいのかもしれない。要するにブログに担わせようとしていた役割を移すことになると思う。ブログは本当に日報みたいなものになるんではないか？というかここにScrapboxに日報書いてる人間がいる。