infoboxの使用例1
方法
「bookTag1」というページに
infoboxを設定しておき、本のページに貼る
ページ右に埋めるべき項目が表示されるので、それをヒントにして、自由な形式でページを書く
下のスクショだと「ページを作ったきっかけ」が空欄なので、どこかにそれに関係しそうなことを書く
「俺は誰の命令にも、特にAIの命令には従いたくねー」という場合、そもそもタグを貼らずに書きなぐる
この使用例のポイント
[本]
などの一般的な名詞をタイトルにしたページにinfoboxを設定していない
追記)2024/03/17以前には、一般的な名詞のタグにinfoboxを設定することに伴い生ずる問題があったが、2024/03/18に
infoboxのチェックボックス(仮)が実装されて、その問題は解消された
明確な意図(コミットメント)を持ってタグを貼らなければinfoboxが表示されない
infoboxと紐づいたタグについての情報を共有しているグループへの明確なコミットメントを前提としている。すなわち、「こういうことは絶対に書いたほうがいいよね」という合意が得られた人だけがそのinfoboxを使用することになる。
上の例の場合、「ページを作ったきっかけを書いたほうが絶対に面白いし有益だよね!」という価値観がタグ使用者のあいだで共有されている
一般的な名詞をタイトルにしたページにinfoboxを貼ることのメリット
意図せずに偶然infoboxからのヒントを受け取る機会が生じる結果、良いことがある。
これが
ナッジになる。ユーザーの編集活動を誘導したい場合は、こういう方法をとったほうがいい
書き手が編集ルールを知らなくてもいい。気づいたらinfoboxが発動される
「このプロジェクトではこういう風に書くのが善いんだな」ということを自動的に伝えられる。いわば、「郷に入っては郷に従え」の「郷」が項目化・明示化され、参加者はそれを参照する機会を得る。
別な〈infoboxと紐づいたタグ〉を使うことで全く別な編集が促される
「bookTag2」というページに
infoboxを設定しておき、本のページに貼ることで、「bookTag1」を貼ったときとは全然別な種類の内容を書くことを促される
出力の不適切さに気づくことが書くことへのモチベーションになる
上のスクショでは「読んで面白かったところ」という項目のところに、面白かったことではない内容が書かれている。すなわち、的はずれな内容になっている。こうなった場合、「面白かったことについても書こう。この本のどこが面白かったかな……」と、(再読や想起努力などの)行為が促されるかもしれない
AIに正確な要約を肩代わりさせるのではなく、AIにはむしろ〈空欄という無の出力〉や〈合っていない文章という偽の出力〉をしてもらって、そのギャップを埋めるべく人間(ユーザー)が書く
逆説的だが、AIに不正解を出させることが第1段階の目的となる。第2段階の目的は、AIに正解を出させることだ。この第2の目的を達成するために取るべき手段は、プロンプト(項目内容)の変更ではなく、ページに内容を書くことだ