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雲隠六帖

>雲隠六帖(くもがくれろくじょう)とは、『源氏物語』補作の一つ。偽書偽作研究で取り上げられることが多く、紫式部が書いたものでないことが明らかなものである。中世王朝物語と呼ばれるジャンルに含まれる。室町時代初期の注釈書である四辻善成の『河海抄』に見えないことなどからそれ以後の成立と見られるが作者は不明である。『阿里莫本』のようにこの雲隠六帖を含めた全60帖で伝えられる源氏物語の写本も存在する。