老子は個人ではなく集団のことを指した
以下引用
>次に〈名は耳、字は伯陽、諡を 耼と曰ふ。周の守藏室の史也。〉とありますね。僕が注目したいのは、「周の守藏室の史」というところです。これは只の小役人ということではなく、周の国会図書館の館長だという記述です。つまり、老子が個人の誰か、ではなくて「史」という役職についた人達ではないか、と考えています。僕らは先月『史記』を読みましたが、司馬遷の役職を覚えていますか?
>☝️ですね。前漢以前にも史という役職はあり、司馬遷の家同様、世襲若しくは諸子百家のような学団を持っていたのでは、と思います。
>韓の国の王が歴史に悪行を残さないために、太史を誅殺しますが、その兄弟がやって来てそれをまた記す、ということを繰り返したので諦めた、というお話が載っています。このように血が血を繋いで、中華の歴史になって行きます。歴史といっても、この頃の記録は国、人事に止まらず、天文、地理、旱魃、水害、全て扱います。それが出来るのが、「史」です。当時としては、相当な知識階級だったでしょう。
じゃあ、
『老子』っていう本の著者は別に老子じゃないのかな
老子の実在についてはいろいろ説があるとききますな
老子が史のことを指したか、または、その長老的な存在を指したかはいろいろと言われているとくにさんは仰っています
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