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山海経の怪物ども
『山海経』読み方はせんがいきょう、もしくはさんかいきょう。
中国古代の地理書。18巻。著者未詳。徐々に付加執筆されて成立。
出てくる怪物たちが荒唐無稽でおもしろい!
人気なやつらは缶バッジになったりてぬぐいになったりしているよ。
缶バッジ
形天のてぬぐい
引用元『志学社』https://shigakusha.jp/

靈祇、異域、獸族、羽禽、鱗介でカテゴリ分けしているよ!
靈祇・・・天地の神霊たち
異域・・・異国の奇人たち
獸族・・・奇怪な獣族たち
羽禽・・・奇怪な鳥類たち
鱗介・・・奇怪な水族たち
↑なるせなるせ氏が テロメアでリンク付けしてくれました。感謝!

高画質版の画像があったら加えてね!
もともと『山海経』は絵図と解説がセットだったけど、絵図の方は失われているよ。
だから、現存する画像は後世の想像によるものだよ。『山海経』の図を持つ文献は以下のものがあるよ。
広陵蒋応鎬絵図『山海経図絵全像』
胡文煥『山海経図』
呉任臣『増補絵像山海経広注』
このページに載ってる怪物どもの絵は(おそらく)
『山海経図』あるいは『増補絵像山海経広注』が大体の出典で、一部類書である『古今図書集成』を載せる。(『古今図書集成』は清代中国の類書(百科事典)。10,000巻もあるってマジ?)

怪物どもの 紹介文 は、
高馬三良『山海経』平凡社https://www.heibonsha.co.jp/book/b160225.html
を参考にしています。訳者さんは神だね。

2020/8/7 VCにて怪物どもを眺める会スタート。まずは名前と画像で書類選考。これといった特徴が見つからない場合、「自己PRをしなさい」「履歴書を見せろ」と解説を調べにいくVC勢。コメントにて妖怪への容赦ないツッコミを含んだ、圧迫面接鑑賞会が行われた。さぁ、みんなで妖怪たちにコメントをしてあげよう!

2020/8/29 編集おおかた終わりました。あとは細かい修正と追記ができたらいいな

>靈祇
鼓(こ)
人面で竜身(西山経)
よく見るとキリンの三文字が隠されている
ビール飲みたくなるね
それは麒麟!!!!
この神が欽䲹(きんぴ)とともに、葆江(ほうこう)を崑崙の南で殺したので、帝は二人を鍾山の東、𡺯崖(ようがい)で成敗せられた。すると欽䲹は大きな鶚(みさご)となり、鼓も鵕鳥(しゅんちょう)となった。

英招(えいしょう)
馬身で人面、虎の文あり、鳥の翼をもち、四海をめぐる。その声は榴(未詳)のよう。(西山経)
「四海」は天下の意。古代の中国人は中国の四方を海がとりまいていると考えていた。

陸吾(りくご)/開明獣(かいめいじゅう)
虎の身で九つの尾、人面で虎の爪
この神は天の九部と帝の囿時(ゆうじ)を司る。(西山経)
『古今図書集成』所収の『神異典』より「陸吾」
身が大きく虎に似て、九つの首、みな人面、東を向いて昆侖の上に立つ。(海内西経)
陸吾≠開明獣
混同されていた?

帝江(ていこう)

黄色い囊(ふくろ)の如く、赤いことは丹(に)の火のよう、六つの足、四つの翼、こんとんにして面(かお)も目もないが、この神は歌舞にくわしい。(西山経)
山海経のアイドル

神𩳁(しんち)
人面獣身で、一つの足、一つの手、その声はうめくよう。(西山経)

㤗逢(たいほう)
人の如くで虎の尾、好んで萯山の南に住み、出入するときは光を放つ。
㤗逢神は天地の気を動かすのである。(中山経)

驕虫(きょうちゅう)
人の如くで二つの首(中山経)
右側の人の胸中やいかに
針を持つ虫である螫虫(せきちゅう)を率いる神
中国四大神話の共工怒触不周山の中の戦い(出典わかりません!)で、蜂とか率いて戦ったらしい。(顓頊側についた)

𧕛圍(だい)
人面の如く、羊の角、虎の爪。
つねに睢漳(すいしょう)の淵に遊び、出入するときは光を放つ。(中山経)

計蒙(けいもう)
人身で竜首。
つねに漳の淵に遊び、出入するときには必ず飄風(つむじかぜ)・暴雨(にわかあめ)をともなう。(中山経)
ちょっとお出かけするたびにつむじ風や暴雨がおきる、はた迷惑な竜頭人身の神様

形天(けいてん)
……形天と帝がここに至って神あらそいをし、帝はその首を斬り、これを常羊の山に葬った。
そして(形天の)乳を目となし臍(へそ)をば口となし、干(たて)と戚(まさかり)をもって舞った。(海外西経)
こんな愉快な顔をしているが、首を落とされても戦いの舞を続けるバーサーカーである

蓐收(じょくしゅう)
左の耳には蛇あり、双竜に乗る。(海外西経)

燭陰(しょくいん)
目を開けば昼となり、目を閉じれば夜となる。吹けば冬となり、呼べば夏となる。
飲まず食わず息せず、息すれば風となる。
身の長さ千里、人面蛇身で色赤く、鍾山のふもとに住む。(海外北経)
ウインクしたらどうなるの?

相柳(そうりゅう)
九つの首、人面蛇身で青かった。(海外北経)
神として逸話が多くあるようです。また付加執筆します。
なかなかのキモさ
相柳・アスカ・ラングレー(ボソッ
戦うとしたらこう
ポケット〇ンスター山版の表紙
殺意高い!

奢比(しゃひ)
獣身人面で大きな耳、二匹の青蛇をみみかざりにする。(海外東経)

天吳(てんご)
八つの首で人面、八つの足、八つの尾、みな青黄色。(海外東経)
ポケット〇ンスター海版の表紙

雨師妾(うししょう)
黒く両手にそれぞれ一匹の蛇をもつ。左の耳には青い蛇、右の耳には赤い蛇。(海外東経)

露出狂かな

貳負之臣(じふ)
見た目の解説なし
貳負之臣のgifほしい
ドMのしん

雷神(らいじん)
竜身で人頭、その腹をたたく。(海内東経)

九鳳(くほう)
九つの首、人面鳥身。(大荒北経)

彊良(きょうりょう)
(口には)蛇をくわえ、(手には)蛇をもつ。
虎の首、人の身、四つの蹄(ひづめ)、長い肘(うで)。(大荒北経)
手に蛇もってなくない?
もってる!!!!

>異域

この辺りの連中は『淮南子』にも記述があるようです!
『淮南子』は中国前漢時代の論集。
羽民(うみん)
長い頭で身(からだ)に羽がはえている(海外南経)
めっちゃきもい。編集中間違えてクリックして拡大されてSAN値持ってかれた😱

讙頭(かんとう)
人面で翼があり、鳥の喙(くちさき)、いまし魚を捕う。(海外南経)
要は鳥のくちばしで魚を捕まえていたってこと。
巻頭カラーを飾る讙頭
白黒やがな

厭火(えんか)
獣身で色黒く火を口から吐く。(海外南経)
厭火が現れた!←エンカウント

貫胸(匈)(かんきょう)
胸に竅(あな)がある。(海外南経)
「生き返ったけど腹に穴空いたままやんけ……せや!」の精神

交脛(こうけい)
脛(はぎ)が交叉(こうさ)する。(海外南経)
脛=すね。むこうずね。
LINEスタンプ:それな 担当
↑それな

三首(さんしゅ)
一つの身に三つの首。(海外南経)

三身(さんしん)
一つの首で三つの身。(海外西経)
上の人に分けてあげて

長臂(ちょうひ)
魚を水中に捕え、両手にそれぞれ一匹をもつ。(海外南経)
長い手をつかい、魚を捕るのだ!
進撃の巨人でみた

奇肱(きこう)
一つの臂に三つの目、(一つの身に)陰(め)と陽(お)があり、文ある馬に乗る。(海外西経)
臂=腕。片腕で両性具有ということ。乗ってるやつどう見ても馬じゃないけど乗り換えたの?
『三才図会』では、飛車という風力によって動く乗り物に乗って移動をすると記されている。
風力で動くハイテクな車に乗っている隻腕の男
まさに奇行
テコンダー朴に出てきた

長股(ちょうこ)
股(あし)が長い。髪ふりみだす。(海外西経)
これぞあしながおじさん
三高の時代モテそう

無䏿(むけい)
䏿(ふくらはぎ)がない。(海外北経)
この辺ずっと進撃の巨人みたいだな

一目(いちもく)
一つの目が面の真中にある。(海外北経)

柔利(じゅうり)
一つの手、一つの足、膝が反り、足はまがって上にあり。(海外北経)
足まがって上にあるか?
ただの裸のおっさんかと思いきや、片腕片脚と全身の骨がないそうな

聶耳(じょうじ)
二匹の文ある虎を馴らし使う。
両手でその(長い)耳をもち、海中に群居する。(海外北経)
『独異志』では大耳(だいじ)国として紹介される。耳たぶをふとんにするとか。(かわいい?)
『三才図会』では、身体に虎模様があると記される。
海住みなの?
名前耳しかつかってないやんけ

毛民(もうみん)
身に毛が生えている。(海外東経)
ただの毛むくじゃらな人じゃん、って調べたらただの毛むくじゃらの人だった

梟陽(きょうよう)
人面で長い唇、黒い身に毛がはえ、かかとは反対にそりかえり、人の笑うのをみて彼もまた笑う。(海内南経)
梟陽を知らない?教養ないですねぇ(´・∀・`)

氐人(ていじん)
人面で魚の身、足がない。(海内南経)
女性個体に期待

小人(しょうじん)
田舎の小学生やんけ

一臂(いっぴ)
名は呉回、片腕で、かれには右の臂(かいな)がない。
臂一つの民あり。(大荒西経)

三面(さんめん)
顓頊(せんぎょく)の子で三つの面、一つの腕。三面の人は不死である。(大荒西経)
顓頊は『史記』に記される帝王。
ちゃんと3つ顔ある…?よね?

釘霊(ていれい)
膝より下に毛が生え、馬の蹄(ひづめ)、よく走る。(海内経)
釘霊の定例会

『北斎漫画』より
この辺りの連中も後世の人に画題として描かれているよ。

>獸族

狌狌(しょうじょう)
禺(さる)の如くで白い耳、伏してあるき人のように走る。これを食うとよく走る。(南山経)
親子?
狌狌の肉を食べると速く走れるようになる。
海内南経に出てくる同名の狌狌は人面で豚のような姿らしい。

鹿蜀(ろくしょく)
馬の如くで白い首(かしら)、その文は虎の如くで赤い尾、その声はうたうよう。
これを佩びると子宝にめぐまれる。(南山経)
鹿ってなんだっけ
こいつは馬だよ

類(るい)
狸の如くで髦(たれがみ)がある。自家生殖し、これを食うと嫉妬(りんき)をしない。(南山経)
自家生殖!?

猼訑(はくし)
羊の如く、九つの尾、四つの耳、その目は背なかにある。
これを佩びると畏(ものおじ)しない。(南山経)
肉を食べると勇気が湧くらしいが、こんなもんを食べようと思う時点でだいぶ勇気ある
日本じゃマイナーだけど中国だとわりと萌え擬人化されてるもよう

九尾狐(きゅうびこ)
狐の如くで九つの尾、その声は嬰児のよう、よく人を食う。
これを食ったものは邪気におそわれぬ。(南山経)
訳文でも原文でも名前は記されておらず、特徴のみ述べられている。便宜上「九尾狐」とする。
どこにでもいるな九尾の狐

長右(ちょうゆう)
禺(さる)の如くで四つの耳
その声は人がうめくよう。これが現れるとその郡県に洪水おこる。(南山経)
見ると水害が起こるとかいうSCPじみた性質

猾褢(かつかい)
人の如くで彘(いのこ)の鬣(たてがみ)、穴ずまいして冬ごもり
その声は木をきるよう。これが現れるとその県には大きな繇(にんぷしごと)がおこる。(南山経)
彘(いのこ)=猪の子ども
繇(よう)=賦役や労役のこと
姿を現すと大規模な労役が発生するという。こいつを探すために村人総出で山狩りが発生するのでは?
社畜の敵

彘(てい)
虎の如くで牛の尾、その声は犬がほえるよう
これは人を食らう。(南山経)

䍺(かん)
羊のようで口がなく、殺すことができぬ。(南山経)
ただの羊かと思いきや体長が7m~10mある←風神が見たところ訳文に記述はなかったです

蠱雕(こちょう)
雕(わし)の如くで角があり、その声は嬰児の声のよう。これは人を食う。(南山経)
蠱雕について誇張表現してコメントしてー

羬羊(しんよう)
羊の如くで馬の尾
その脂は腊(ひび)をいやすによろし。(西山経)
脂がひび割れによく効くということ。
ただの山羊かと思いきやマーコールのことらしい。ただの山羊じゃん

葱聾(そうろう)
羊の如くで赤い鬣(たてがみ)。(西山経)
ただの山羊その2かと思いきやなんと、たてがみが赤い!すごいね!

豪彘(ごうでい)
豚の如くで白い毛、大きさは笄(かんざし)の如くで毛の端は黒い(西山経)
けっこうちっちゃい?やまあらし?
白い毛が生えた豚

玃如(かくじょ)
鹿の如くで白い尾、馬の足、人の手、四つの角(西山経)
大人の塗り絵に出てきそう
西山の塗途山という山にいるらしい。塗ってほしいんか?
なんか可愛げがある

麢羊(れいよう)
名称のみで説明文が見当たらない。麢に「かもしか」とルビが振られていた。
美人感は出てるんだけど、なんか惜しい。
レイヨウというヤギっぽい生き物が本当に存在する
こりゃ見て書いただろ
羚羊(レイヨウ)はウシ科カモシカ属に含まれる動物の総称なので、カモシカで間違ってなさそう。
挿絵自体は西山経のページににあったが、北山経にも麢羊(かもしか)は出てきた。怪物じゃなくて動物扱いっぽい。

挙父(きょほ)
禺(さる)の如くで、文のある臂、豹の尾、よく物を投げる(西山経)
(「豹の尾」は高馬三良氏の訳による。原文「文臂豹虎」)
お猿さん似で、腕に模様があって、投擲をするということ。
プレーボール!
キョホッ

土螻(蝼)(どろう)
羊の如くで四つの角
これは人を食う。(西山経)
村人「土螻め!道路を埋め尽くしてやがる!」
土螻「泥うめぇwww」
↑「人間うめぇwww」だったね……

猙(そう)
赤い豹の如く、五つの尾、一つの角、その声は石をかちあわせるよう(西山経)
無口系美少女「・・・猙…(無関心)」
アブソル(ポケモン)
ゲレゲレ(ドラクエ)

天狗(てんこう)「てんぐ」とも読む

狸の如く、白い首
その声は榴榴(未詳)のよう。凶をふせぐによろし。(西山経)

𢕟𢓨(ごうえつ)
牛の如く、白い身に四つの角、そのあら毛は蓑(みの)をひろげたよう
これは人を食う。(西山経)
山危の山の頂上にいるのだ

讙(かん)
狸の如く、一つの目で三つの尾
その声はいろいろの物まねができる。
これは凶をふせぐによろしく、これを服用すると癉(おうだん)をいやす。(西山経)

蛮蛮(ばんばん)
鼠の身に鼈(すっぽん)の首、その声は犬のほえるよう。(西山経)
カラオケ…?
なんとなく可愛い

駮(はく) 
馬の如くで白い身、黒い尾、一つの角、虎の牙と爪、声は太鼓の音のよう。
これは虎・豹を食う。剣難をふせぐによろし。(西山経)
剣難=刃物で殺傷される災難。これを防ぐということ。
千尋「はくー!」
それでこいつきたら泣くけどな

鳥鼠同穴(ちょうそどうけつ)
ただの状況説明やん・・・w
マジでただの状況説明だった。
……(邽山から)さらに西へ二百二十里、鳥鼠同穴の山といい、頂上には白い虎や白玉が多く……
……と説明文が続く。(西山経)
ただのなかよし

䑏疏(かんそ)
馬の如く、一つの角が鍍金(ときん)してある。
火を避けるによろし。(北山経)
ツノが金メッキ
象牙のノリで高く売れそう
金と火ってなると、陰陽五行思想の視点から解釈ができるかも

諸犍(しょけん)
豹の如くで長い尾、人の首、牛の耳、一つの目
よく舌打ちをする。行くときはわが尾をくわえ、休むときにはその尾をまく。(北山経)
初見ちょっとびびる

山㺗(さんき)
犬の如くで人面、よく物を投げ、人を見れば笑う。
走ること風の如く、これが現れると天下に大風がふく。(北山経)
人面犬からLv30で進化
ひこうタイプじゃん

諸懐(しょかい)
牛の如くで四つの角、人の目、彘(いのこ)の耳
その声は鳴く鴈(かり)の如く、これは人を食う。(北山経)
鴈=ガンカモ科のガン類の総称
四つの角、人の目、猪の子の耳を持つ牛のような獣。雁のような声で泣き人を食う。え、こわ。

𩣡馬(ぼつば)
牛の尾で白い身、一つの角、その声は呼ぶよう。(北山経)

狍䳛(ほうきょう)
羊の身の如く、人面、目が脇の下にあり、虎の歯、人の爪、その声は嬰児のよう(北山経)
胸肉が厚そう

䮝(き)
麢羊(かもしか)の如く、四つの角、馬の尾で距(けづめ)がある。
よく舞踏し、鳴くときはわが名よぶ。(北山経)

天馬(てんま)
白い犬の如くで黒い頭、人を見れば飛ぶ。
鳴くときはわが名よぶ。(北山経)
かっこいい

飛鼠(ひそ)
兎の如くで鼠の首、その背でもって飛ぶ。(北山経)
飛ばねぇネズミはただのネズミだ

䍶䍶(とうとう)
羊の如く、一つの角、一つの目
目は耳の後にあり
鳴くときはわが名よぶ。(北山経)
トイレ?
それはTOTO

獂(げん)
牛の如くで三つの足
鳴くときはわが名よぶ。(北山経)

羆(ひ)
麋(なれしか)の如く、その州は尾の上にあり。(北山経)

從從(じゅうじゅう)
犬の如く、六つの足。鳴くときはわが名よぶ。
忠誠心高そう(小並感)
言いつけはじゅうじゅう承知ってか?

朱獳(しゅじゅ)
狐の如くで魚のひれ。鳴くときはわが名よぶ。
これが現れるとその国に恐慌おこる。

獙獙(へいへい)
狐の如くで翼あり、その声ははくちょう・かりのよう。
これが現れると天下大いにひでりする。
へいへいって名前絶対いじれるじゃん

蠪姪(りょうてつ)
狐の如くで九つの尾、九つの首、虎の爪
その声は嬰児のよう、これは人を食う。
気抜いてたらやばいの来たよ・・・
戦うとしたらこう
人はなぜ闘いを求めてしまうのか…w

峳峳(ゆうゆう)
馬の如くで羊の目、四つの角、牛の尾、その声は犬のほえるよう
これが現れるとわるものはびこる。

蜚(ひ)
牛の如くで白い首、一つの目で蛇の尾
水を行けば水尽き、草を行けば草枯る。これが現れると天下大いに疫病はやる。
ただの牛かと思えば…ひぃ!

馬腹(ばふく)
人面の如くで虎の身、その声は嬰児のよう。これは人を食う。
人面犬からLv55で進化

𤢺(けつ)
怒った犬のようで鱗があり、その毛はいのこのたてがみのよう。
𤢺「けっ、やってられっかよ!」

并封(へいほう)
いのこの如く、前後いずれにも首がある。
黒色
ヘイホー‥?
左右で喧嘩したらどうなるんやろ
体が引きちぎれる前に力を緩めた方が勝者です
譲り合う方向性でいくんやね

乗黄(じょうこう)
狐の如く、その背には角がある。これに乗れば寿命は二千年。
乗りたい人多そう
山海経板「こぶは2つに限るだろ乗黄」

騶吾(すうご)
大きさ虎の如く、五彩みなそなわり、尾は身より長い。
これに乗れば日に千里を行く。

キミ絶対別の世界線なら人気出てた

夔(き)
牛の如く、身はあおくて角がなく、足は一つ。
これが水に出入するときは必ず風雨をともない、その光は日月の如く、その声は雷のよう。

黄帝に皮剥ぎ取られて太鼓にされたもよう
シュールレアリスムはじまってんな

旄馬(ぼうば)
馬の如く、四つの膝に毛あり。
毛皮を着ると子宝に恵まれ、多くの孫にも恵まれる

䟣踢(ちゅつてき)
左と右に首あり。
構造どうなってんねん
トリックアートかな?

雙雙(そうそう)
三匹の青い獣がくっついている。
おすまし宣材写真ひとつで趣味特技なしとかこの業界ナメてるとしかおもえない
厳しい世界山海経界隈

>羽禽
𪁺𩿧(へつふ)
雞(にわとり)の如くで三つの首、六つの目、六つの足、三つの翼。
これを食うと眠らなくともよい。(南山経)
実質モンエナ
なるせふうへ 名前付きあったby Gushalaさん
↑ページ内でクリックorタップで出るメニューからwidthをfullにして、ブラウザで縮小すれば見やすくなる?

鴸(しゅ)
鴟(とび)の如くで人の手、その声は痺(未詳)のよう。
鳴くときはわが名よぶ。これが現れると追放される士(ひと)がふえる。(南山経)
人面鳥その1。足が人間の手っぽいのが特徴

瞿如(くじょ)
鵁(かものなかま)の如くで白い首、三つの足、人面
鳴くときはわが名をよぶ(南山経)
駆除されそう

顒(ぎょう)
梟(ふくろう)の如くで人面、四つの目で耳があり
鳴くときはわが名をよぶ。これが現れると天下おおいに旱(ひでり)する。(南山経)
人面鳥その2。目が4つあるのが特徴

橐𩇯(たくひ)
梟の如く、人面で一つの足
冬にあらわれ、夏はかくれる。(その羽をつけると)雷もこわくない。(西山経)
人面鳥その3。一本足なのが特徴

鸓(るい)
鵲(かささぎ)の如く、赤黒くて二つの首、四つの足、火をふせぐによろし。(西山経)
進化すると頭と足が増える
るいの類その2

鳧徯(ふけい)
雄雞(おんどり)の如くで人面
鳴くときはわが名よぶ。これが現れると戦いがおこる。(西山経)
この界隈、鳴き声が自分の名前のヤツは多いのだ。
現れると天下に争いが起きるという
その態度、鳧徯に対し不敬であるぞ

蛮蛮(ばんばん)
鳧(かも)の如くで一つの翼、一つの目、つがいになると飛ぶ
これが現れると天下に洪水あり。(西山経)
「ひよくちょう」とルビが振られていた。比翼連理。
お前上の方で四足歩行してたやんけ
名前一緒なんや!見逃したれや!
いいぞー!ばんばんツッコミ入れていこうな
リア充(死語)じゃん!

㽚方(ひっぽう)
鶴の如く、一つの足、赤い文、青い質(からだ)に白い喙(くちさき)
鳴くときはわが名よぶ。これが現れると、その邑(くに)に妖しげな火がおこる。(西山経)
あなた ふらっふらっふらっフラミンゴ…?
ツルじゃないかな?
↑正解!

䲭(し)
一つの首に三つの身
𪇱(たかのなかま)の如く(西山経)
鴟に「とび」とルビが振られていた。
䲭氏について情報がでないでござるなぁww
検索検索!

鵸䳜(きよ)
烏の如く、三つの首、六つの尾、そしてよく笑う。
これを服用すると、夢にうなされることがないし、また凶をふせぐによろし。(西山経)
ドードリオ。食べると悪夢を防ぐ
こいつ自体が悪夢では?

人面鴞(きょう)
鴞(ふくろう)の如く、人面で蜼(さる)の身、犬の尾、鳴くときはわが名よぶ。
これが現れるとその邑(くに)は大いに旱(ひでり)する。(西山経)
訳文には説明文があるのみで名前の表記がない。私が見逃してる?
人面犬派生多すぎ問題
こいつは一応鳥らしい……

寓鳥(ぐうちょう)
鼠の如くで鳥の翼があり、その声は羊のよう
(これを服用すると)剣難をふせぐによろし。(北山経)
あらかわいい
↑かわいくないって言われた。もしかして、ここのキモいやつら見すぎて感覚が麻痺して来てる?
TKB隠して

竦斯(しょうし)
雌の雉の如くで人面、人を見れば踊る
鳴くときはわが名をよぶ。(北山経)
竦斯「わたしをスルーするとは笑止千万」

𪄀𪃑(ばんもう)
鳥の如く、人面
夜は飛んで昼はかくれる。これを食うと暍(えつ)をいやす。(北山経)
食べると暑気当りが治る。日本の夏、𪄀𪃑の夏

嚻(ごう)
夸父(けものの名)の如く、四つの翼に一つの目、犬の尾
その声は鵲(かささぎ)のよう。これを食うと腹痛をいやし、下痢をとめるによろし。(北山経)
夸父(こほ)=巨人の子?

䴅(ほん)
鵲(かささぎ)の如く、白い身、赤い尾、六つの足
これはよく驚(さわ)ぐ。鳴くときはわが名よぶ。(北山経)
ほーん

酸与(さんよ)
蛇の如くで四つの翼、六つの目、三つの足
鳴くときはわが名よぶ。これが現れるとその邑(くに)に恐慌おこる。(北山経)
中盤に入ったあたりのフィールドモンスターにいそう

䖪鼠(しそ)
にわとりの如くで鼠の毛
これが現れるとそのくには大いにひでりする。
他の鳥たちが頭や足を増減させているのに対し、尻尾のインパクトだけで勝負を挑むその意気やよし
持って戦うとしたらこうだね

䲦鳥(たいちょう)
梟の如くで三つの目、耳あり、その声は鹿のよう。
これを食うと冷え性をいやす。
食べると冷え性に効く。冬のお供に䲦鳥鍋

跂踵(きしょう)
ふくろうのようで一つの足、いのこの尾
これが現れるとその国に疫病はやる。
「めずらしいのかな(希少)」
「きしょっ」

䮷鳥(しょくちょう)
こんなに頭増やされるのは正直食傷気味ですわ

>鱗介
旋亀(せんき)
亀の如くで鳥の首、虺(まむし)の尾。その声は木をさくよう。
これを佩びると聾(つんぼ)にならぬし、手足のたこをなおすによろし。(南山経)
耳がよくなるし、たこも治るってこと。
聾(つんぼ)の意味は、聴力を失っていること。現代では聴覚障がい者への差別用語とされる。
知らなかった!
色は黒いらしい

鯥魚(ろくぎょ)
牛の如くで岡に住み、蛇の尾、翼があり、その羽はわきの下にあり、その声は留牛(まだらうし)のよう。
冬はかくれて夏あらわれる。これを食うと腫疾(はれやまい)にならぬ。(南山経)
岡=陸に住んでるっぽい。
言うほど牛か?
どちらかというと豚

赤鱬(せきじゅ)
食べると疥(白い粉を噴く発疹)を防ぐが、一つの病にかかる
リスキー

肥𧔥(ひい)
蛇がいる、六つの足、四つの翼、これが現れると天下おおいに旱(ひでり)する。(西山経)
ヒィ
∩(´;ヮ;`)∩ンヒィ~~

䰷魚(ほうぎょ)
鼈(すっぽん)の如く、その声は羊のよう。(西山経)
スッポン説がある魚

文鰩魚(ぶんようぎょ)
鯉の如く、魚身であって鳥の翼をもち、蒼い文があって白い首、赤い喙(くちさき)、つねに西海にでかけては、また東海に遊び、夜に飛ぶ。
その声は鸞雞(ほうおうのなかま)のよう。その味は酸甘(あまずつぱく)、これを食うと狂をいやす。
これが現れると天下は大いにみのる。(西山経)

羽の生えたなまず

䱻魚(いぎょ)
蛇のようで四つの足、これは魚を食う。(西山経)
お前の偉業はなんだい!

冉遺魚(ぜんいぎょ)
魚の身に蛇の首、六つの足、その目は馬の耳のよう
これを食うと目のかすむことなく、また凶をふせぐにもよろし。(西山経)
良かれと思って行動しそう
「その目は馬の耳のよう」ってどういうことやねん

赢魚(らぎょ)
魚身で鳥の翼をもち、声は鴛鴦(おしどり)のよう
これが現れるとその邑(くに)に洪水おこる。(西山経)
マッギョみたいな顔
↑マッギョ

𩶯魮魚(じょひぎょ)
銚子(ちょうし)を伏せたようで、鳥の首に魚の翼(ひれ)、魚の尾、声は磬石(なるいし)の音のよう。
この魚は珠玉を生む。(西山経)
磬石=中国、古代の楽器、磬(けい)に用いる石。
メルカリで売られてた。
フェミニズムの人に怒られそうな魚

鯈魚(ゆうぎょ)
雞の如くで赤い毛、三つの尾、六つの足、四つの首、その声は鵲(かささぎ)のよう。
これを食うと憂さをはらすによろし。(北山経)
どう見ても鳥だけど一応水中に住んでるっぽい
四つの首じゃなくて目玉では?

何羅魚(からぎょ)
一つの首に十の身、その声は犬のほえるよう、これを食うと癰(よう)をいやす。(北山経)
癰(よう)=腫れ物で、細菌感染症の一種。
3日ぶりに餌を与えられた鯉
シンプルにキモい

鰼鰼魚(しゅうしゅうぎょ)
鵲(かささぎ)の如くで十の翼、鱗がすべて羽の端にあり、その声は鵲のよう
火をふせぐによろし。これを食うと癉(おうだん)にならぬ。(北山経)
こんななりでも魚です。食べると黄疸に効く

長蛇(ちょうだ)
その尾は彘の豪毛の如く、その声は拍子木をうつよう。(北山経)
長い蛇
これを見るために多くの人が並ぶ

䲃魚(そうぎょ)
鯉の如くで雞の足、これを食うと疣(いぼ)をいやす。(北山経)
水陸両用型鯉

鮨魚
魚の身に犬の首、その声は嬰児のよう
これを食うと狂をいやす。(北山経)
すし魚

肥遺(ひい)
蛇がいる、一つの首に二つの身
これが現れるとその国は大いに旱する。(北山経)
食べると虫下しになるが、現れた国は大干ばつに陥る
代償がでかすぎる

人魚(にんぎょ)
䱱魚(さんしょううお)の如く、四つの足、その声は嬰児のよう。
これを食うと痴疾(ちほうしょう)にならぬ。(北山経)
絶対ツッコまざるを得ない

䖺䗤(じょうよう)
黄蛇の如くで魚のひれ、(水に)出入するときは光を放つ。
これが現れるとそのくには大いにひでりする。
全然常用漢字じゃない

珠蟞魚(しゅべつぎょ)
肺の如くで四つの目、六つの足、珠あり、その味は酸甘、これを食うと癘(らい)にならぬ。

鮯鮯魚(こうこうぎょ/ゴォゴォユィ)
鯉の如くで六つの足、鳥の尾
鳴くときはわが名よぶ。
自分の名前で鳴くだけのただの魚

薄魚(はくぎょ)
こいの如くで一つの目、その声は嘔吐するよう。
これが現れると天下大いにひでりする。
人が嘔吐してるような声で鳴くから「はくぎょ」……ってやかましいわ

䱻魚
魚の如くで鳥の翼をもち、出入するときには光を放ち、その声は鴛鴦のよう。
これが現れると天下大いにひでりする。
この辺ひでりすぎでは?
飛行型甲冑魚

嗚蛇(めいだ)
蛇の如くで四つの翼、その声はなるいしのよう。
これが現れるとそのくには大いにひでりする。
姿を現すと干ばつが起きるとされる
キーホルダーで売られてそう
↑修学旅行の定番のやつな

化蛇(かだ)

人面の如くでやまいぬの身、鳥の翼をもって蛇行し、その声はわめくよう。
これが現れるとそのくにに洪水おこる。
見た目がかっこいい。姿を現すと洪水に見舞われる

飛魚(ひぎょ)
豚の如くで赤い文、これを服用すると雷をおそれず、剣難をふせぐによろし。
食べると痔や下痢が治る。ストレス社会でデスクワークするサラリーマンに

三足亀
食うものは大病をせぬし、腫をいやすによろし。
食べると大病にならず、腫れ物に効くという、すごいスッポン

巴蛇(はだ)
象を食い、三年にしてその骨を排出した。君子がこれを服用すれば心腹の病なし。
その蛇は青・黄・赤・黒。

ゾウを食べるくらいでっかいヘビ!すごいぞう!
星の王子さまの主人公「小さいとき絵にかいてた」

陵魚(りょうぎょ)
人面で手足あり、魚の身、海中にあり。
こんな立派な手足があるのに海中に住んでるらしい。歩け
海中で暮らすなら確実に手足邪魔
お前のがよっぽど人魚

應(応)竜(おうりゅう)
蚩尤と夸父を殺したので、天に復帰することができなくなった。
竜 オブ ザ 竜
モンハンで見た気がする


>未分類
西王母(せいおうぼ)
名前見て聖母かと思ったら、顔こわっ
顔がキモいワン……

女媧(じょか)

窫窳(あつゆ)

すげぇ…意外とかわいいのと、想像以上にキモイのがおって面白いな

hr
『山海経』目次
五蔵山経
巻一 南山経
巻二 西山経
巻三 北山経
巻四 東山経
巻五 中山経
海外四経
巻六 海外南経
巻七 海外西経
巻八 海外北経
巻九 海外東経
海内四経
巻十 海内南経
巻十一 海内西経
巻十二 海内北経
巻十三 海内東経
大荒海内経
巻十四 大荒東経
巻十五 大荒南経
巻十六 大荒西経
巻十七 大荒北経
巻十八 海内経