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安い短歌
数撃ちゃ当たるのお祈り方式。
>1 慎ましく ひた隠してる 性欲を ゆっくり注ぐ 器を作る
>2 暗闇を描いただけのパズルなど完成しないどれも同じさ
>3 君の瞳に 映るきらめき 零れおち 焦がれるように いたむ傷ぐち
>4 愛という 仮説をもとに 君を観る 照らし合わせる ホモサピエンス
>5 ジャンク品 おなじところで 詰まる音 原因はなに? 足りないネジは?
>6 君の手が 差し伸べられる はじめての ほんのささいな あやまちだった
>7 答案を 書き写してた 夏休み 人間のふりを 覚えたあの日
>8 君たちは 美しさしか 語らない 精一杯の 抵抗ですか?
>9 働いて 安心を得る サブスクだ 最低限の 居場所と暮らし
>10 僕たちは 過去のデータで 学習し 最適化した 人形じゃない?
>11 シナリオが 好きなだけだよ 設計図、君の仕組みはこういう感じ?
>12 忘れたよ モニター越しの にやけ面 インターネットは 道具になった
>13 藍色の水平線にキスをしたあなたの頬はまだ暮れてない
>14 もう一度 好きだといって あなたから 二度と会えない そんな気がして
>15 明日から幻になる君だから思い出越しに触れたくなって
>16 11時59分今日もまた飽和曲線明日をこえて
>17 僕さえも僕を知らない寂しさに伝わる温度寄りかかる君
>18 0と1インターネットに潜んでるコンピューターになった人たち
>19 この街の光や音は反響し現実ばかり突きつけてくる
>20 曖昧なあたたかさだけ残るから仮の名をつけ抱きしめていた
>21 諦めが孤独にしても通じ合う幸福だけは捨てきれないよ
>22 血の巡り そよ風になり 言の葉へ 吹き返しては 光を揺らす
>23 風船が 空に溺れて 破裂音 世界が沈み 残骸はそこ
>24 風が吹く 懐かしさとか 寂しさも ゆるしてほしい それだけなのだ
>25 すきま風 なぞった音が 反響し 聖歌のように 僕をよごした
>26 毛筆のはらいのような風が抜け春へ移ろう終わりと続き
>27 泥だんご 磨き続けた 宝石を 無邪気に壊す 子どもでいたい
>28 水中を歩くみたいに生きていく魚の君と人間の僕
>29 春になる まっさらになる 過去になる 桜も散って 溶けて消えゆく
>30 本当は傷つくことが怖いだけ過保護になって厳しくしたの
>31 歩くのも 難しいから 知らぬ間に あざができてた 見えない場所に
>32 君の手に残ったものはなんですか?拾いきれない過去だけですか?
>33 除夜の鐘燃え尽きた火は空に消え残像だけが頭を揺らす
>34 新緑のベッドの上で喘ぐ猫 春はいつでも新鮮な朝
>35 いえないよ あの日の傷は いつまでも 流しきれない過去の残骸
>36 誠実に生きてないのに死を憂う馬鹿らしいから死にたくなった
>37 糸を引く唾液のような感情が灰に滲んで鼻腔を刺した
>38 踏み出した猫背の君が進化して新人類の扉を開けた
>39 空っぽの胃は心へとつながってごろごろないた仔猫のように
>40 鳴り響く金属バットのホームラン青空の果て夕日は落ちて
>41 影を差す屈折さした言葉では迷路の中に途切れてしまう
>42 三月に生まれた君はあたたかい世界の色を教えてくれる
>43 目も肌も刺されるような雪の夜澄んだ光が部屋を照らした
>44 雨の中項垂れている向日葵があなたに見えて胸が傷んだ
>45 誓うなら僕の前から消えてくれ言葉が嘘に灼かれる前に
>46 昼ごはん?時間の無駄と言い切ってチーズもさけない大人になって
>47 純真に穢れたままの生命はただそこにあれただそこにあれ
>48 過ちだ こぼれた水が渇いてもなかったことにならないはずだ
>49 六月の感情のままふやかした頭の中は乾涸びていて
>50 降り積もり氷になった感情よ輝きになり誓いに変われ