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囚人と薔薇の喩え
ジャン・ジュネといえば美しい囚人たちとの同性愛や肉体、悪徳の話が多いが、彼は作品の中で囚人を薔薇に喩える。
薔薇をどういった象徴として、とらえているのだろう。
囚人といえば罪人であり、社会的に見ればロクでもない存在であろう。それを美しい、崇高な薔薇に転換している。
そういえばロバート・メイプルソープもモチーフとして、同性愛者と薔薇を同列にとらえていた。

薔薇というのは愛と美、喜び、血の象徴として扱われる。キリスト教においては「神の愛・赦し・殉教・勝利・慈悲」、棘は「罪」の象徴、など色々ある。

あと脱肛したことにより露出した肛門や直腸は薔薇のように見えるので、アナルローズと呼ばれる。
これも関係してるのだろうか。