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古典語

古典語とは
奈良時代〜江戸時代までのあいだに書かれたもののうち、すぐれたものを古典というが、そこで使われている言葉を古典語といったり文語といったりする。

どうして「文語」という?
平安末期に、話し言葉に大きな変化が起こった。
書き言葉は平安中期のまま残り、
話し言葉と大きな差ができた。
古典語は、書き言葉(平安中期のままの言葉遣い)なので文語という。
一方、現代では話し言葉と書き言葉とのあいだに根本的なちがいがないので、現代語のことを口語という。

口語と文語との主なちがい
文語にしかない言葉
「たり」とか。
形が同じでも意味がちがったり
やうやう とか。
やうやう ようよう
古典にみられるかなづかいを、歴史的かなづかいという。
文法が違う
活用がちがったり、
係り結びがあったり。

古典語の各時代による呼び名
上代語 奈良時代
中古語 平安時代 古典文法のベースになっている
中世語 鎌倉・室町時代
近世語 江戸時代 擬古文も書かれた。