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他の人のページに乗っかる
例えば、「趣味はScrapboxです」というページは1個人が立ち上げたもので、あたかもそのページが最初にページを立ち上げた人自身の考えを述べたページであるかのように錯覚してしまう。
 しかし、Scrapboxはそのような仕組みになっていない。私たちは(自分がページ作成者でなくても)そのページの趣旨を理解解釈して、勝手に、あるいは創作的に、追記することができる。勝手に、「連休があれば、新しいScrapboxプロジェクトを探す旅に出たりもします」とか書いてもいい

これは、ページの属人性の曖昧さ創造的な方向へと展開させるムーブである。

>いっぽう、これをその非倫理的な方向への逸脱だと考える人もいるだろう。なぜなら、これは"他の人のアイデア"を勝手に使う行為であり、すなわち盗用のようなものだと考える人もいるだろうからだ。「私がそこに関与することにより、制作者の意図と違う様子になってしまったら、それは制作の妨害行為のようになってしまう」と思う人もいるかもしれない。この感覚も大事にするべきだと考える。しかし、誰もが毎時その感覚で自分の所有権を主張したくなるとはかぎらない。そして、事後的にでもそこらへんのすれ違いを話し合うことはできる。(幸い、再編集が容易なUIだし、Page historyという機能もある)

Scrapboxがプロジェクト全体でブレストするようなものなのだとしたら、ブレストの4原則のひとつである結合改善を実行してもよいだろう。すなわち、「他の人が出した意見に乗っかって、その意見を発展させ」てもいい。

少なくとも久住哲はそのような考え方を持っている。

>しかし、実際にそうなったほうがいいかどうかは分からない。案外、お互いに距離をとっていたほうが長期的にうまく回るということも考えられる。理念(例えば結合改善の原則)に自分のやり方を急いて合わせてもうまくゆかない。もともとScrapboxは、ツールのやり方に合わせず自分流でやってもうまく使えるように設計されていたはず