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タイトル分解タグ付け

タイトルの文言を単語に分解して、それらをページの1行目に羅列するということを、最近個人プロジェクトでやっている。

例えば、「Nostrでの画像投稿」というページがあれば、1行目に [Nostr] / [画像投稿] / [画像] / [投稿] などのようにタグを羅列する。
この場合、 [投稿] というタグはやり過ぎというか、意味ないのでは……と思ったりもする。

こういった方法は、以下のような考えから、あまり喜ばれないような気がする。

この種のものが良いものだとは思わないが、これらは役に立たないわけではない。
ブックカタリスト062で聞いた「モデルフリー学習」の話と似ている

ハッシュタグの羅列は侮られがちなのではないかと、勝手に思っている。深夜ラジオでもネタにされることがある。

タイトルを分解してそれらを全てタグにするという方法も、「頭を使わない編集」であり、「タグの羅列」である。

元々、見せかけのパンくずリストという似たやり方を行なっていて、これは大失敗だった。このやり方は、ページを階層的に位置づけるパンくずリストを手動で記す、という方法だった。

大失敗に終わった方法と似たやり方をどうしてまたやろうと思ったのか。

まず、「見せかけのパンくずリスト」と今回のやり方には大きな違いがある。それは階層構造の有無である。タイトル分解タグ付けでは階層を気にしなくていい。ただタグを羅列するだけだ。また、羅列する順番も関係ない。

もうひとつは、2 hop search。この機能が便利すぎる。大革命!タグが膨らみすぎる問題はこれでほとんど解決した。2 hop search以後の世界では、2 hop search以前の世界の常識は必ずしも正しくない。

2 hop searchができる前には、こう考えていた。関連ページリンクは操作しにくいので、リストを作るならばページにタグのリストを作ればいい、と。なので、ページにタグを付けて関連ページリストでリスト化するよりも、直でページにリストを作ったほうがいいと思っていた。

今は違う。もちろん、ページにタグリストを作ることも有用だ。だが、さらに変幻自在なリストが生まれた。今や関連ページリストは、キーワードで絞り込むことにより、目的に応じたリストを即興的に作り出すことができる。

なぜリスト化されると嬉しいのかと言えば、ページが見つけやすくなるからだ。リスト化は分類であり、分類しておけばページを見つけやすくなる。

ところで、どんなに綺麗に分類されていても、量が多ければ探すのが難しくなる。もしも検索候補を絞り込むことができれば、検索対象の数が少なくなり、ページを(ページの内容を)見つけやすくなる。

2 hop searchに引っかかるには、タグが付けられている必要がある。このことを気にしすぎて神経質になるのはあまり良くないが、以前よりもタグを付けまくることに価値が生じるように思われる。

タイトルを分解したタグ付けは、必ずしもページの内容とマッチしない。

例えば、さきほどの「Nostrでの画像投稿」に付けられた [Nostr] / [画像投稿] / [画像] / [投稿] というタグ羅列を眺めると、たぶん、 [投稿] というタグはページ内容と直接関係がないように思われる。というのも、おそらく、ページの中身のメインテーマはNostrの仕組みと画像データとの関係であろうからだ。

すると、このタグがあることで検索の邪魔になりそうな気もするが、どうせフィルターされると思えばあまり気にならない。


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