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タイトルがひとつ増えるたびに思考がひとつ進むというイメージを持つ



結論をタイトルにするという指針の帰結として、もしも結論を積み重ねてゆくことが思考であるとすれば、タイトルが増えるということが思考を進めるということを意味することになる。

これはどういうことではないかというと……(タイトルではなく)本文を書き進めることによって思考が進展するのではないということ。
これは一般論ではない
結論をタイトルにするという方針をコミカルなまでに徹底すると到達しうる結論

この考え方を極端に言うと、「本文はタイトルの尾びれ」という言い方になる。

このイメージでは、結論(=タイトル)をひとつひとつブロックのようなものであるとイメージして、そのブロックを上へ上へと積んでゆくことが思考の進展のアナロジーになっている。

このイメージはミスリーディングではないか久住哲
このイメージにおいては、タイトルが増えるたびに思考が指定のゴールにひとつ接近するということはイメージされていない。むしろ、今いる時点よりも前の段階の認識を表すページを敢えて作ることもある。すると、矛盾したタイトルをプロジェクト内に併存させることになる。
では、「進む」という表現は適切ではないのでは?
「進む」と言われているが、タイトルを増やすことは特定の地点への接近をは意味しない
この発想の前提には結論をタイトルにするという考え方とともに、結論を積み重ねてゆくことが思考であるという前提があるが、この後者の前提がおかしい