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『ラブレーとセルバンテス』
近代小説の原点



帯文
>《ロマン》は歴史を批判する 《ロマン》についての理論の到達点。
>近代の劈頭に現れ、「この世界に秩序と意味」を与えると同時に解体した《ガルガンチュア》/《パンタグリュエル》と《ドン・キホーテ》。
>そのふたりの偉大な作家と作品の深い今日性を極限にまで問いつめる強力な思考。


内容


第一部 ラブレー――『パンタグリュエル』『ガルガンチュア』

第一章 物語を作り、物語を壊す――『パンタグリュエル』『ガルガンチュア』

第二章 反・物語

第三章 物語を壊し、物語を呼ぶ――『第三之書』

第四章 書くこと(エクリチュール)の冒険の果てに――『第四之書』


第二部 セルバンテス――『ドン・キホーテ』

第一章 騎士道物語が近代と接触する

第二章 人は言葉によって生きる――主人公ドン・キホーテについて

第三章 ロマンへの道――テクスト『ドン・キホーテ』について