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『ラディゲの死』
昭和十七年から昭和三十一年の間に書かれた短編から十三編を選び執筆年代順に編集されている

>自らの予言通りに、ラディゲは庇護者であるコクトオに見守られながら二十年の生涯を閉じた。三島が少年の時より心酔してきた夭折の天才ラディゲの臨終を描いた表題作の他、星の宿命を負った帝と安倍晴明を描く「花山院」、妖しく怖ろしい夢魔の名品「山羊の首」等、17歳から31歳まで天才作家の軌跡を辿る至極の13短編。現実を明晰辛辣に裁断した作品を収める。

収録作
解説 野島秀勝