>『ブヴァールとペキュシェ』(Bouvard et Pécuchet)は、ギュスターヴ・フロベールの長編小説。ブヴァールとペキュシェという友人二人組が、自ら知的であることを誇って自然科学から文学まで森羅万象の研究に着手するが、すべてが中途半端な失敗に終わる。埋もれた在野インテリの滑稽さが徹底的に戯画化される物語で、フロベールの死によって未完に終り、1881年に遺作として刊行された。
> 『紋切型辞典』は本作の作中作として組み込まれる予定だったが、作者の死によって未定稿となった。