generated at
倫理観ジェットコースター
読み手が日常で想定する倫理観から不快・不安な方向への逸脱を強要するような、物語のジャンルのこと
「自分が正しいと思っていた考え方」の外の世界が提示されることと、そこに強制的に放り込まれるような感覚が演出されること、この2つが条件

avasheが好きな作風に命名
ファンタジーにしろSFにしろ、人間社会がある限り倫理観のスタンダードがあって、そこに日常の延長を見てしまう問題
だから窮屈に感じるときがある
単にパーツを置き換えただけやんと思っちゃう
ほとんどの人は日常的に殺し合ったりしないので、肉体的ダメージにリアルな共感やスリルを覚えづらい
客観的に見ちゃって没入感が低い
スプラッター映画のド派手な損傷シーンを見て、自分のことのように反応できる人はほとんどいない
だから「倫理観ジェットコースター」物がスリリングで好き
倫理はそれを見て取り、脳内で照らし合わせるだけで気味悪く思える
安心できる倫理観から逸脱したまま疾走するスリリングさが楽しいし、怖くていい
「自分が正しいと思っていた考え方」の外に放り出され決断を迫られる時のひりつく感覚が、強いスリルと没入感を与える