generated at
GTDのコンセプト
そろそろ GTD の中身に入っていきます。
GTD が内包する重要コンセプトを 5 つに分けてみました。次のとおりです。
2: 役割を持った「箱」を多数用意し、連携させる

これら 5 つの関係を簡単に見ておきましょう。

GTD ではとにかく頭で覚えず外に出すことから始まります
外に出した事柄は、「」によって適切に分類されます。
「箱」としてはインボックス箱、資料箱、いつかやる箱、プロジェクト箱、カレンダー箱、連絡待ち箱、次に取るべき行動箱などがあります。
これらの「箱」の扱い方――いつ、何を、どの箱からどの箱に移すのかについては、GTD では「ワークフロー」として定められています。
私たちはワークフローに従って手と頭を動かすだけです。

こまめに振り返る」ですが、GTD では「review (GTD)」と呼ばれる最重要概念です。
小難しく聞こえますが、要は定期的に箱の中身を整理します。
掃除と同じで、こまめにやらないと汚くなって収拾がつかなくなるので、こまめにやろうという話です。
GTD ではレビューとして日次レビュー週次レビュー年次レビューなどを用意しており、定期的に箱の中身を整理する重要性が伝わってきます。

ここまでで GTD のシステムは出来上がっているのですが、もうひとつ、見逃せない観点があります。
それが「あなたの思いは何?」「あなたは何を目指しているの?」といった「」です。
GTD では「高度」とか「高度モデル」と呼びます。
この軸という観点を、GTD では軸(理想と目標と制約)に沿って行動する軸(価値観)に沿って行動するによって取り入れています。

以下をすべてをちゃんと言葉で書いておいて、こまめに見直すことで、変な方向に行っちゃわないようにしましょうね、と気をつけるのです。
軸 (理想)に近づくための 1~2 年レベルの軸 (目標)
あなたの立場、抱えている責任直近特に注視が必要な事柄など、あなたが見逃せない何かしらの制約です。

これも軸(理想と目標と制約)に沿って行動すると同様、の話ですが、軸 (価値観)とはその名のとおり、あなたの価値観です。
以下のような「これを破るわけにいかない」事柄、自分の芯ともいうべきもの。それが、ここでいう価値観です。
絶対に譲れないこと。
何があっても、誰といても譲りたくないもの。
あなたの人生観、哲学、性格、性質
軸(理想と目標と制約)に沿って行動すると同様、ちゃんと言葉に書いておき、こまめに見直すことで、人生の舵取りができます。