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作業興奮
作業興奮とは、何らかの仕事に対するやる気がなくとも、いざ始めてみると次第にやる気が出てくる(エンジンが入ってくる)現象のことです。

table
項目内容
種類ツール 考え方 <性質>
難易度★☆☆
GTD における使い所次に取るべき行動から一つ選んで行動するとき

家事にせよ、勉強にせよ、一見すると面倒くさいことでも、実際に始めてみると案外集中できたりします。この現象をカッコよく言ったのが「作業興奮」です。経験的にご存知の方や、既に頼っている方も多いかもしれません。それほどに日常的な現象だと思います。

GTD を回し始めると、あらゆる行動が「次に取るべき行動」に並びます。何をすればいいかはわかっている。しかし、GTD は、それら行動の遂行を助けてくれるわけではありません。

やることはここに書いてある。でも面倒くさいなぁ……

このような心境に陥りがちです。

ですが、作業興奮のことを知っていると、「そのうちエンジンが入るさ」とわかっているので、どんどん行動していけます。

もし雑事など面倒くさい行動を恐れているなら、作業興奮を信用してみてください。

ただし、作業興奮は万能ではありません。
疲れていたら当然身が入りませんし、後述する注意資源が欠如していると、どのみちダメです。
作業興奮が訪れるケースと訪れないケースを、自分なりに把握しておくと良いでしょう。

☕ もう少し高度なテクニックとして、作業興奮が起こりやすいようにタスクリストを組み立てる、というものがあります。
たとえば部屋の掃除がしたいのに気が進まない場合、「机まわり」「机の下」「居間の床」「クローゼット」「キッチン床」――など作業を数分以内に終わるレベルに細分化した上で、一つだけやってみるのです。
よさそうtakker
実際、課題に着手できた事例のなかで、こういう小さいことにふと取り掛かった結果、やり始められたケースは結構ある
すると、少しやる気が出てきて、他の作業もやりたくなってきます。
そうなればしめたもので、十数分~数十分くらいはバリバリ動けるはずです。